ふと気付いたことがあったので、まとめてみたい。例によって書きながら考えてしまうので、乱文になるのはご勘弁を。 編集者・作家の川崎昌平さんの漫画『重版未定』が僕はとても好きなのだが、そのなかにこんな一説がある。 出版はもう商売にならない。だから稼ごうとしなくていい。文化を創る手伝いをしなさい。 (第14話 「決算」より) これだけ見ると、ビジネスを忘れた妄言のようにみえるかもしれない。けれど、この重版未定の作中では(経営的にも稼働的にも)非常に厳しい出版の現場の様子が描かれ、夢物語のような隙間は一切見られない。絵はユルいが、話の調子はハードボイルド。はっきり言ってもう、商売としてはかなり厳しいものがあるのだろう、出版業は。 でもこれで、僕は逆に勇気づけられたような気がした。儲からないなら、他で儲ければいいし、儲かる出版と儲からない出版をわけて考えればいいのだ。 作中では、こんなやりとりもあっ
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