自慢の攻撃力の復活とともに、ガンバ大阪の逆襲が始まっている。それを示したのが、残留を争う下位チームとの直接対決が3試合組まれた8月の4試合、大宮アルディージャ、セレッソ大阪、名古屋グランパス、コンサドーレ札幌戦だ。この4試合においてG大阪は、3勝1分けと負けなしの戦いを繰り広げただけではなく、実に17得点を挙げて攻撃力の復活をアピール。きん差の勝ち点で争う状況の中、7月の戦いを終えた時点で「−13」だった得失点差を一気に「−1」とし、これがものを言う形で第8節以来となる降格圏脱出に成功した。 その攻撃サッカーの復活にあたり、目をひくのがFWの佐藤晃大だ。もちろん、前節の札幌戦でもハットトリックを達成した新外国籍選手レアンドロの活躍や遠藤保仁、二川孝広の好調も、攻撃力復活の大きな原動力になっているのは間違いないが、それ以上に、前線から献身的な守備を繰り返しつつ、着実に得点を重ねて来た佐藤の