ずっと「このままでいい」と思っていました。 でも、夫の「せっかくできる力があるのに やらなくちゃもったいない」 という言葉に背中を押してもらったんです。 動いてみたら、まだまだやれることがたくさんある、と 小さな自信がもてました。 扉を開けて、一歩中に入るとカウンターと 細長いテーブルが一直線に伸びていました。 スタイリッシュなガラスのダウンライトがアクセントとなり、 静謐でありながら、個性を感じさせる空間に背筋が伸びる思いがします。 一昨年、料理教室「フードフォーソート」をオープンさせた渡辺さん。 棚にピシッと並ぶ器にも、きれいに拭きあげられたカウンターにも、 生徒さんに配るレシピブックにも、渡辺さんが伝えたい「おいしさ」が宿っているよう。 「毎日教室が終わったら、2時間かけて隅々まで掃除をします。 レッスン中は携帯禁止。適度な緊張感の中で、 少し背筋を伸ばして料理に向き合っていただきた