電車やバスでの暇つぶしにもってこいのスマートフォン(以下スマホ)。SNSやメールをチェックできたり、ゲームや動画を楽めたりと、われわれを飽きさせない。しかし、公共交通でのスマホ使用には思わぬ弊害があることが判明した。 研究を行ったのは、英国の携帯電話会社O2とサムスン電子だ。調査の結果によると、毎年およそ2000万人の乗客が、スマホに夢中になりすぎてバスや電車で乗り過ごしているという。この問題は英国人の51パーセントに影響を及ぼし、通勤者の15パーセントに会議に遅刻するという結果を招いている。 ・電車や飛行機に乗り遅れてしまうケースも この調査では2012年の一年間で、電車やバスの乗客は、のべ2900万人が乗り過ごしをしていることも明らかになった。なかでもロンドンの地下鉄、バス、そして電車の利用者は、5人に3人がスマホに気を取られて乗り過ごした経験があると答えた。 乗り過ごした人のうち7人