新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くのミニシアター(小規模映画館)は観客が大幅に減少し、苦境に立たされている。吉祥寺と渋谷でミニシアターを経営する「アップリンク」代表、浅井隆さんは「15回上映して観客は60人。平均4人。ガラガラの貸切状態です。もう死ぬ」とツイート。大手シネコン(複合映画館)に客を奪われるなどして経営に苦しむミニシアターも多い中、新型コロナウイルスが追い打ちをかけている形だ。良質な映画を上映することも多いミニシアターを守ろうと、映画監督や俳優らの支援の動きも出始めている。【西田佐保子】