高校の国語で「小説」が再び脚光を浴びる可能性が浮上している。 文部科学省は11日、次期学習指導要領を議論する中央教育審議会(文科相の諮問機関)の作業部会で、高校の国語の科目構成を変更する案を示した。論説文や報告文を扱う「論理国語」と、小説などを扱う「文学国語」を別々の科目とする現在の構成を見直し、小説に触れる機会を増やす。人工知能(AI)やSNSの普及を踏まえ、人間ならではの感性を育む狙いだ。 現行の指導要領では、主に高校2年以降を対象とする選択科目として、論理的な文章や実用文を題材とする「論理国語」▽小説などを扱う「文学国語」▽古文・漢文を学ぶ「古典探究」▽コミュニケーション能力を育成する「国語表現」――の四つがあり、履修パターンは学校に任されている。 論理国語は小説を読解対象としないとされていたが、学校現場などから小説に触れる機会が減るとの指摘があり、教科書に小説を載せるかどうかを巡っ

