電子デバイス業界で希望の星「IoT」。しかし気になるのは電源と通信の関係だ。頻繁に通信すれば電池が持たなくなる。通信を制限すればあまり用途がなくなってしまう。実は、IoTが普及するには、この辺りがポイントになるのではないか。 連載目次 このごろ電子デバイス業界での「希望の星」的な言葉として登場するのが「IoT(Internet of Things)」というものである。夢か希望を語りつつもオヤジ的には(プロフェッショナルと言い換えれば聞こえがよいが)、ぶっちゃけ「希望=数量×単価」みたいな身もふたもない計算がバッチリと働いている。あまねく広く使われ(るはず)、膨大な数が出ると、かねがね喧伝されているIoTに希望が持たれるのは、結局その数量あったればこそである。IoTの場合は、扱うのが「物が発する情報」であるから、人が使うスマートフォン(スマホ)やウエアラブルと違い、人口による制約はない。「金
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