『苦手な人が気にならなくなる本』(山﨑洋実著、日経BP社)の著者は、おもにママ向けの講座で、コミュニケーションについてのコーチングを続けているという人物。いうまでもなくコーチングとは、会話を通じて相手の自発的な行動を引き出すコミュニケーションの手法ですが、ママ向けであろうがビジネス向けであろうが、「コミュニケーションの本質は同じ」なのだと断言しています。そして、コミュニケーションには2つあるとも。 コミュニケーションには、2つの種類があります。『対人』のコミュニケーションを思い浮かべる人が多いと思いますが、もう一つ、私が大事にしているのは『対自分』のコミュニケーション。人とうまくかかわるためには、まず自分を知り、自分の感情とうまく付き合えるようになること。そうすれば、おのずと周りとのコミュニケーションも円滑になります。(「はじめに」より) このような考え方に基づき、本書では著者がママさんに