米IDCは米国時間2009年9月16日,世界パソコン市場に関する調査結果を発表した。2009年第2四半期の出荷台数は前年同期と比べ2.4%減少し,出荷時売上高は同19.1%低下した。成長したのは消費者向けノート・パソコンだけだった。 消費者向けノート・パソコンの出荷台数は前年同期比44%増加し,2007~2008年における44~55%成長のレベルに近づいた。一方,企業における経費節減により,企業向けノート・パソコンは同16%減少。加えて,消費者の間でノート・パソコンへの移行が進んでいることから,デスクトップ・パソコンは同17%減少した。 ネットブックを除く消費者向けノート・パソコンの出荷台数は,第1四半期は前年同期からほぼ横ばいだったが当期は同13%増加した。しかし,出荷時売上高は同6%減少した。ノート・パソコン全体におけるネットブックの割合は,前年同期の5%から約26%に拡大している。
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