日本中央競馬会(JRA)の馬券(勝馬投票券)売り上げで、インターネットや携帯電話などを使って馬券を購入する「電話投票」の割合が初めて5割を超えたことが20日、本紙の調べでわかりました。競馬場に出向かなくても馬券が買える気軽さが特徴ですが、賭博の日常化、若年層の競馬への誘引などの問題も懸念されます。 JRAの直近の「事業報告書」によると、2008年中の中央競馬の馬券発売金総額2兆7562億円余のうち競馬場などの施設内で売り上げた「現金投票」が1兆3366億円余(48・5%)にたいし、「電話投票」が1兆4196億円余(51・5%)となりました。1974年の電話投票制度開始以来、初めてこの比率が逆転、「電話投票が半数を超えた」(JRA報道室)といいます。 過去5年間をさかのぼると、04年には総売り上げ2兆9370億円余にたいして電話投票は1兆2227億円(41・6%)でした。この間に、総売り上げ