手で叩いても、ハエたたきを使っても、ハエを叩き潰すのは難しい。 その理由を解明したのは、カリフォルニア工科大学のハエ研究家、マイケル・ディッキンソン教授(Michael Dickinson)と大学院生のグウィネス・カードさん(Gwyneth Card)。 ハイスピードカメラとハイクオリティなマイクを使って観察すると、ハエが叩かれる寸前に「逃げる準備」をしていたことが明らかになったんだとか。 スーパースローモーション映像を確認すると、ハエは足のポジションチェンジに多くの時間を費やし、最後の一瞬でハエたたきが向かってくる方向(赤い矢印)とは別の方向へとジャンプして飛び立っていく。 教授はこうした驚くべき行動をする、恐ろしく小さなハエの脳みそについての研究を進めているとのこと。 ちなみに、助手のグウィネスさん曰く、「両手を使ってハエを叩くというのはとても有効な方法。片方の手を避けようと飛び立った