今が最盛期なのか、それとも依然として発展途上の段階なのか――。 今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、包み隠すことなく、感情を表現したロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が、公式戦中盤を迎え、投打にわたり、驚異的な成績を残している。いずれもMVPを獲得した21年を凌ぐペースで好成績を積み重ねており、現段階では最終形が想定できない。 果たして、今季の大谷は、何が変わったのか。 地元の有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」でコラムニストとして健筆を振るう、ディラン・ヘルナンデス記者が、大谷とエンゼルスの近況について語った。(全2回の1回目/#2も) トンネルの先が見え始めているような感じ 超辛口で知られる同記者は、いつも以上に、穏やかな口調で話し始めた。投打ともに好調で、所属するエンゼルスもポストシーズンの射程圏内にいるだけに、むやみに「叩く」わけにもいかないのだろうか。ただ、今季の
![「オオタニはエンゼルスに“何を残すか”を意識している」現地記者が語る、大谷翔平の“今季の変化”「WBCでは輝いて見えた。同時に思ったのは…」(四竈衛)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/13b9b4bdb63850fbb7e86c1dad51142677f0f55d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fd%2F-%2Fimg_9d5493ca1496cac0ac0cc21f20a5f92a55717.jpg)