書評と國分功一郎に関するamieparfumのブックマーク (1)

  • 『原子力時代における哲学』(晶文社) - 著者:國分功一郎 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:國分功一郎出版社:晶文社装丁:単行(320ページ)発売日:2019-09-25 ISBN-10:4794970390 ISBN-13:978-4794970398 ハイデガーの論考を読み解く福島第一原発のメルトダウン。それ見たことか、と脱原発の声が高まった。だが、著者は危惧する。かつては誰もが原子力平和利用に賛成した。いま脱原発を合唱するのも同じで、大勢に流された思考停止ではないのか。原発がダメな論拠を固めるのもよい。だがそれは政治的主張。原発とどう向き合うか、哲学ならではの役目があるはずだ。 そう考え國分氏は、ドイツの哲学者ハイデガーに注目する。一九五○年代に早くも、原爆でなく原子力そのものが問題だとのべたのは彼だけだった。なぜその着眼が可能だったのか。 それを検証するために読むのは、彼のテキスト『放下』である。原子力をめぐる論考に、敗戦前に書いた対話篇が付けてある。難解である。

    『原子力時代における哲学』(晶文社) - 著者:國分功一郎 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    amieparfum
    amieparfum 2019/11/30
    “≪不気味なことは、人間がこのような世界の変動に対して少しも用意を整えていないということ≫だと言う。「科学は考えない」はハイデガーの有名な言葉だ。”
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