ノーベル文学賞に関するamieparfumのブックマーク (3)

  • 『プラヴィエクとそのほかの時代』(松籟社) - 著者:オルガ・トカルチュク 翻訳:小椋 彩 - 沼野 充義による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:オルガ・トカルチュク翻訳:小椋 彩出版社:松籟社装丁:単行(367ページ)発売日:2019-12-01 ISBN-10:4879843830 ISBN-13:978-4879843838 断片積み重ね「宇宙」描く今年ノーベル文学賞を受賞した(実際には発表が延期された昨年の分の受賞だが)、ポーランドの作家、オルガ・トカルチュクの長編である。彼女の小説はすでに『昼の家、夜の家』『逃亡派』の二冊が翻訳されていて(どちらも小椋彩(ひかる)訳、白水社)、これが邦訳の三冊目となるが、じつはこのが一番早く、原著は一九九六年に刊行されていた。しかし、決して古びてはおらず、むしろトカルチュクの原石といえるような魅力の詰まった作品である。 舞台となるのは南西ポーランドの、ドイツとの国境から遠くないプラヴィエクという架空の村。ちなみに「プラヴィエク」とはポーランド語で元来「太古の時代」を意味する名詞で

    『プラヴィエクとそのほかの時代』(松籟社) - 著者:オルガ・トカルチュク 翻訳:小椋 彩 - 沼野 充義による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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    amieparfum 2020/01/11
    ノーベル賞受賞講演「この世界が、絶えず私たちの目の前で生成していく一つの生き物であり、私たちはその世界の小さいけれども強力な一部であるかのように、私は語らなければならないと信じている」
  • 『逃亡派』(白水社) - 著者:オルガ・トカルチュク 翻訳:小椋 彩 - 蜂飼 耳による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:オルガ・トカルチュク翻訳:小椋 彩出版社:白水社装丁:単行(413ページ)発売日:2014-02-25 ISBN-10:4560090327 ISBN-13:978-4560090329 新たにノーベル文学賞を受賞したトカルチュクの代表作と呼べるのが『逃亡派』です。2007年に発売された書は、ポーランドの最も権威ある文学賞である「ニレ賞」を受賞。2018年には英訳版が「ブッカー国際賞」を受賞しています。2014年発売の日語版も各方面から高く評価されました。今回はその中から蜂飼耳さんによる書評をご紹介いたします。 116の断章が織りなす旅と移動の物語挑戦的な小説だ。ポーランドの作家、オルガ・トカルチュクが生み出した書は、116の断章で構成されている。断章、断片が寄り集まって、ひとつの大きな旅を浮かび上がらせる。これは現代だからこそ出現した小説のすがただ。 現実の土地としてのポー

    『逃亡派』(白水社) - 著者:オルガ・トカルチュク 翻訳:小椋 彩 - 蜂飼 耳による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    amieparfum
    amieparfum 2019/11/01
    116の断章が織りなす旅と移動の物語。逃亡派はロシア正教のセクトの名前。
  • 『幸せではないが、もういい』(同学社) - 著者:ペーター・ハントケ 翻訳:元吉 瑞枝 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:ペーター・ハントケ翻訳:元吉 瑞枝出版社:同学社装丁:単行(158ページ)発売日:2002-11-00 ISBN-10:4810202151 ISBN-13:978-4810202151 タイトルにぐっときた。そもそも幸せとは何だろうか、とつきつめて考えてみれば、これが、あなた、なかなかつかみどころがない。結局、幸せな人間などどこにもいないのではないか。禍福は糾(あざな)える縄のごとしと言うけれど、幸福の条件を数えたてるほど不幸の影もくっきりと浮かび上がる、人の生はそのように宿命づけられているのではないか。だとすれば、いっそ「幸せではない」自分と向き合い、なおかつ「が、もういい」とうなずく人の姿を、わたしは美しいと思ってしまうのだ。 これは、ヴィム・ヴェンダース監督作品『ゴールキーパーの不安』や『ベルリン・天使の詩』の脚を書いたことでも知られるドイツ語圏における最も重要な現代作家

    『幸せではないが、もういい』(同学社) - 著者:ペーター・ハントケ 翻訳:元吉 瑞枝 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    amieparfum
    amieparfum 2019/10/10
    ヴィム・ヴェンダース監督作品『ゴールキーパーの不安』『ベルリン・天使の詩』の脚本を書いた…ドイツ語圏における最も重要な現代作家の一人ハントケが、五一歳の若さで自殺した母親について書いた内省的な文学作品
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