東京急行電鉄(以下、東急電鉄)が9月16日より展開しているマナー向上キャンペーン「わたしの東急線通学日記」が話題を呼んでいる。 「わたしの東急線通学日記」は、地方から大学進学のため上京し、東急線沿線に住み始めた女の子が主人公だ。上京したてだからこそ、都会のさまざまな事に気づきやすい彼女の視線を通して、電車の中で触れたさまざまなマナー違反を描く。都会への期待感と、マナー違反に対する正直な気持ちを表現したコピーが、ポスターと動画で、手書き文字で表現されている。 本キャンペーンは、マナー広告としてはさまざまな意味で“実験的”だ。実写で描いている点、個性的なキャラクターを持った主人公を登場させている点、彼女の目線でコピーが展開されている点、主人公の成長ストーリーというドラマ仕立てになっている点(本キャンペーンは全8篇、2017年3月まで続く長期展開となる予定)など。 異色のマナー広告を企画した背景
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