JOC、ヒアリングでおざなり調査、ど直球質問で実態解明ほど遠く 柔道女子15選手が日本代表チームでの暴力、パワハラを告発したことを受けて、日本オリンピック委員会(JOC)は7日、東京・渋谷の岸記念体育会館で柔道以外の加盟31団体の暴力、セクハラ、パワハラの実態調査を開始した。この日は15団体の強化担当者を呼び、ヒアリング。残り16団体は8日に行う。代表強化の現場での暴力行為などを聞いたが、時間はわずか15分ずつ。実態解明にはほど遠い内容だった。 ど直球の質問だった。「暴力やパワハラはありませんでしたか?」。呼び出しを受けた各団体の強化担当者は、JOCの福井烈理事からこう問いかけられたという。「ない、と言っておかないとおかしくなりますよね」。ある団体の担当者は苦笑いを浮かべていた。報道陣の問いかけに対してノーコメントを通したのは2団体。それ以外の13団体は、いずれも「ない」と回答したことが明