ユーザーに優れた体験を提供し、提供側の利益も生み出す。これがUXデザインにおける一つの究極のゴールである。この2つのゴールを達成している最高の例の一つがディズニーランドであろう。 実際に行ったことのある人であれば、その体験の素晴らしさと、躊躇なくお金をどんどん使ってしまうその雰囲気は、まさにマジックとも言える。実は、そのマジックの裏には、UXデザイン的観点で見ても卓越した設計が施されている。 UXデザインの価値を図る際には「UXハニカム」や「UXピラミッド」が使われることが多いが、おそらくディズニーランドはそれぞれの評価軸で見ても最高峰のレベルにまで達していると言えるだろう。 今回は「ピクサーのデザインチームが重要視する4つのプロセス」に続き、ディズニーの魔法の裏には、どのような「タネ」が隠されているのかを少し紐解いてみよう。 常にユーザーを体験の中心に置いているユーザー体験を設計する際に