再選を果たしたばかりの熊谷俊人千葉市長(35)が、「ハンコ行政」にツイッターで苦言を呈したところ、印鑑業者らの反発が相次ぎ、ネット上で論議になっている。 熊谷俊人市長が口を開いたのは、2期目市政の抱負を述べたタイミングだった。 決裁などをまず自筆のサインに改めるよう指示 2013年5月28日のツイートで、熊谷氏は、役所には「印鑑を忘れた市民に出直しさせることを不思議に思わない体質」があるとして、「役所文化の象徴:ハンコ」と持論をぶち始めた。 熊谷氏によると、市役所では、内部決裁などをほとんど押印で行っているほか、毎日の出勤簿、出張命令簿などすら印鑑を使っているそうだ。それは電子署名などオンライン化の障壁にもなっているとし、今後は決裁などをまず自筆のサインに改めるよう指示を出したことを明らかにした。 これに対し、役所体質に染まっているらしい幹部職員からは、こんな不満も漏れたという。 「ハンコ