アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが復権して8月で2年。タリバン暫定政権を正式承認した国はいまだ無い。女性の権利の制限は他国との関係構築の壁となり、国際的な人道支援の停滞も招いている。 「私たちはアフガン人女性にとっての希望なのです」。人道支援関係者の地元女性は氏名や所属団体を伏せることを条件に取材に応じ、そう訴えた。 アフガンでは女性が親族以外の男性と接触するのを避ける慣習があり、人道支援の現場でも「女性職員は女性を、男性職員は男性を支援するのがアフガンの文化とされている」とこの女性は説明する。業務上、女性が必要な人道支援分野は、現地の女性にとって貴重な就労の場でもあった。
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