米ニューヨーク郊外で銃撃戦に巻き込まれたラルフ・ノーマンさん。ニューヨーク州ヨンカーズで(2023年3月3日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP 【5月1日 AFP】米ニューヨーク在住のラルフ・ノーマンさんの人生は、13年近く前、流れ弾の直撃を受けたことで大きく変わってしまった。全米で増え続ける、銃の暴力による被害者。ノーマンさんは四肢まひとうつに苦しめられる一方で、汚名を着せられることを恐れるようになった。 事件当日、ノーマンさんは高校卒業を祝うために友人たちと外出。ニューヨーク郊外のガソリンスタンドに立ち寄った際、近くで発生した銃撃戦に巻き込まれた。 流れ弾は首に当たった。14時間にわたる手術で一命は取り留めた。しかし、四肢まひという後遺症がもたらされた。 辛うじて動かせるのは肩と頭だけ。食事、歯磨き、入浴など、常時介護が必要となった。呼吸用チューブにたまる唾液の排出にも