「ここまで少ないのかって思いました。正直、生活できません」 短大卒業後に就職し、厚生年金保険料を25年以上納めてきたという40代の女性。それでも年金の見込み額が月11万円ほどだとわかりました。 ことし国が公表した「財政検証」で明らかになった、男女の年金の格差。 今年度50歳になる人が将来受け取る年金の見込み額(平均)は、男性が14万1000円に対して、女性は9万8000円と10万円を下回っています。 NHKで女性の年金に関するアンケートを行ったところ、300を超える回答がありました。多かったのが“私の年金は大丈夫なのか?”という現役世代からの不安の声。 悩みを抱える女性たちへの取材から、年金が少なくなる要因と対策を考えます。 (社会番組部ディレクター 山内沙紀 / 首都圏局ディレクター 立花江里香 / 福島局ディレクター 森紗和子) ※記事の最後に専門家からのアドバイスも掲載しています。