日本を出港して、約1ヶ月。 僕の乗ったマグロ漁船は操業を終え、日本に進路をとり マグロを水揚げするための帰港地に向かっていた。 この時点で、マグロを水揚げする市場のある港は決まっているわけではない。 帰港中、船頭が他の船舶の水揚げ高の状況等を無線連絡で 情報を収集し、帰港地を決定する。 国内の帰港地 宮城県県気仙沼市・塩釜市、千葉県銚子市 和歌山県那智勝浦町、鹿児島県鹿児島市 僕の乗っていたマグロ漁船は、上記いずれかの 港にある市場で、マグロを水揚げした。 帰港中の一日は、南下中の一日とほぼ同じだ。 新人で飯炊きの僕は6時半に起床し、7時に船頭に朝食を告げる。 船頭の食事が終わると、起床のベルのボタンを押す。 そのベルを合図に、全船員が起きて朝食を取り 一番最初に朝食を終えたボースン(甲板長)が、ブリッジにやってくる。 ボースンは船頭に仕事の指示を仰ぎ、朝食を終え船尾に集合している 船員に
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