言語習得は大人よりも子供の方が得意であるが、これは大人の発達した脳が言語習得の邪魔をしているためという論文が発表された(Science Daily)。 子供のころのほうが新しい言語を覚えやすいという話は以前から言われている。実際、思春期に終わるとされている「言語習得期」の脳は言語の音を分析したり、それらの音を組み合わせて単語や文章を構成できる能力に秀でているという。そして、この期間が終了すると認知能力が発達して言語構造の理解を邪魔するため、新たな言語を理解するのが格段に難しくなるという。 さらに大人の場合、習得しようと頑張れば頑張るほど混乱してしまう言語要素があることがマサチューセッツ工科大学のMcGovern Institute for Brain Researchが行った研究で明らかになったとのこと。これによると、大人は「言語を意識して聞き過ぎるために習得しづらい」ことが分かったという