歴史ある犬湯たんぽ 2006年03月29日 最近の人気急上昇に、ひとみを輝かす裸犬君 アンデス娘風にきめた裸犬嬢。服を着ても裸犬とはこれいかに? ペルー・飯尾響子 防寒をアツく語ろう! ペルーには俗に「裸犬」と呼ばれる、たいへん変わった犬がいる。その名のとおり毛がない裸状態の犬で、かろうじて頭としっぽ、足先に、わずかな毛が生えているだけだ。 性質はふつうの有毛犬と同じで(しつけにもよるだろうが)、飼い主への愛情が深く、明朗活発。その気になれば2メートルの高さまで跳躍し、本気で走れば時速60キロまで出せるというから、きっと昔は家畜の群れをピューマから守る番犬として大いに活躍していたことだろう。 裸犬の一番の特徴は、そのアツさにある。40度という高い体温で、しかも毛がないので手ざわりはまさに「お湯の入った革袋」。それで昔、アンデス世界の人々は、冬場や病気の時にこの犬を抱えて暖を取っていたのだと