総務省は、契約した携帯電話会社以外では、携帯電話を使えないようにする「SIMロック」の解除を来年5月以降に発売される端末から義務づける方針を固めました。 「SIMロック」は、携帯電話の端末に入れて電話番号などを識別する「SIMカード」を、最初に契約した携帯電話会社以外の端末で利用できないように制限をかけるものです。 総務省は、ことし7月、割高な利用料金の一因になっているとして、「SIMロック」の解除を義務づけることを決め、その時期について検討を進めてきました。 そして、関係者によりますと、これに対応できる端末の開発期間などを考慮した結果、来年5月以降に発売される端末から解除を義務づける方針を固めました。 「SIMロック」が解除されますと、利用者が携帯電話会社を変更する場合、端末を買い替える必要がなくなるほか、海外で現地の「SIMカード」を利用して、メールや通話ができるようになります。総務省