腎臓の中にあって血液から毒素などを取り除く微細なろ過組織「ネフロン」の数について、日本人は欧米人より少ないことを初めて確認したと、東京慈恵会医大の神崎剛助教らの国際研究チームが米医学専門誌に発表した。数が少ないと腎機能が弱いとされ、慢性腎臓病や高血圧になりやすい。ネフロンは塩分の高い食事などで消失するため、研究チームは「日本人は生活習慣に気をつ…
全国初の賠償請求訴訟へ 政府が推進する成年後見制度を巡るトラブルが全国各地で続発する中、行政の申し立てで後見人をつけられた母親と、その娘2人が2017年10月中にも、地方自治体を相手取り、国家賠償請求訴訟を起こすことになった。成年後見制度に関する自治体相手の国賠訴訟は全国で初めてだ。 (※シリーズのこれまでの記事はこちらから読めます) 訴えたのは三重県在住の母娘で、被告は桑名市(三重県・伊藤徳宇市長)ほか。 原告の一人(次女)が提訴までの経緯を語ってくれた。 「母と私は、実家で2人で暮らしていました。母には軽い認知症がありましたが、後見人をつけるほどではありませんでした。父は病気の治療の関係で、姉夫婦の家で暮らしています。 母は、軽い認知症だと言っても、会話は普通にできるし、足腰も丈夫でした。もともと散歩をしたり、身体を動かすのが好きな人なので、私はできるだけ家の中では自由にさせていました
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