今から5年前、廃墟マニアの私のもとを思わぬ人物が訪ねてきた。宮城県から新幹線を乗り継ぎ、私の住む岐阜県までやって来てくれたのは後藤孝幸さん。“廃墟遊園地”として、一部界隈で有名な「化女沼レジャーランド」の所有者だ。 かつては東北を代表する総合レジャー施設だった「化女沼レジャーランド」は、バブル崩壊後に経営が急激に悪化し、2001年に閉園。放置された遊具は錆びつき、朽ちていった。遊園地という、誰もが笑顔になるはずの空間から人が消え、時間の経過とともに全てが寂れていく光景は、ホテルや工場の廃墟よりも心に迫ってくるものがある。
![閉園から20年…廃墟遊園地「化女沼レジャーランド」が辿った“数奇な運命”の全貌 | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e6c1ad1d749fdcde0923c010c0ee85e7f91ae1ae/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F4%2F1200wm%2Fimg_f44fb58fd7cb9878f2bc798c684c572d406337.jpg)