大阪市中央区道頓堀の宝石強盗現場。容疑者が噴霧した消火剤の跡が路上に残る=2008年12月1日午後1時44分、平野光芳撮影 1日午後1時ごろ、大阪市中央区道頓堀1の路上で、歩行中の宝石店役員の男性(45)が後ろから車にはねられ、車から降りた覆面の男2人に消火剤を噴きつけられたうえ、宝石類計513点(約1億円相当)が入ったキャスター付きバッグを奪われた。男性は肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷を負った。大阪府警南署は強盗致傷事件として、逃げた男らの行方を追っている。 調べでは、男性は東京出張のため、現場近くの宝石店から地下鉄の駅に向かう途中だった。男性をはねた車は白のステーションワゴン。覆面の男2人は助手席と後部座席から降車しており、ほかに運転役がいたとみられる。車は現場から西方向に逃走した。男の1人は黒っぽい服装だったという。現場は大阪ミナミの繁華街の一角。【平野光芳】