スイスの山岳リゾート、ベットマーアルプ(Bettmeralp)近くのアレッチ(Aletsch)氷河(2007年8月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI 【10月15日 AFP】地球温暖化の影響で溶解したスイスのアルプス氷河から高濃度の有毒汚染物質が流出している――。このような研究結果をスイス金属実験研究所(Swiss Federal Laboratory for Materials Testing and Research)の研究チームが、米国化学会機関誌「Environmental Science and Technology(環境科学と技術)」に発表した。 汚染物質は遠くから気流に乗ってアルプス氷河に運ばれる。 研究チームは、1953年のダム建設によってできたアルプスのオーバーアール湖(Oberaarsee)の堆積物を分析したところ、現在では農工業での