BBCが、「グリーンランド北部の米空軍基地近くで40年前に行方不明となった核爆弾が遺棄されたままになっている」と報じたそうだ(本家記事)。 1968年にグリーンランド北部にある米軍のチューレ空軍基地近くでミッション中のB52爆撃機が墜落した。爆撃機には4個の核爆弾が搭載されており、墜落時に核爆弾の周りの爆発物は全て爆発したが、核爆弾は起爆状態になかったため爆発は免れたとのこと。 米軍は直ちに回収活動を開始し、数千に及ぶ破片や氷(一部は放射能をもっていた)が回収されたが、BBCの調査によると回収された破片は核爆弾3つ分しかなかったとのこと。その後潜水艦なども動員し数ヶ月に及ぶ捜索活動を続けたが残る1つは最後まで見つけられず、そのまま遺棄されたという。また、BBCが情報公開法によって入手した機密文書には、武器パラシュートのつりなわを含む、一度溶けた後再び凍ったとみられる黒い氷に関する記述もあり