2週連続のネコ大特集、今回は後編。舞台は100匹ほどのネコが人と共存する福岡県の相島(あいのしま)。取材班は、ここで研究者とともに、コムギと名づけられた若いオスの成長の日々に完全密着した。故郷を離れ、自分の居場所を確立するための旅に出たコムギ。ある日、突然様子がひょう変する。だれかれ構わず攻撃を仕掛け出したのだ。さらに、生まれて1週間ほどの7匹の赤ちゃんの元へ。オスネコには、他のオスの子どもの命を奪うことでメスを発情させ、自分の子孫を残そうとする「子殺し」という行動が見られる。まさか、コムギは赤ちゃんの命を奪うのか…。通常、子殺しを防ぐため、メスは赤ちゃんに近づくオスを徹底的に追い払う。しかしメスは、コムギが赤ちゃんのそばにいることを容認する。一方で、コムギは赤ちゃんに近づく他のオスを徹底的に追い払う。これは一体どういうことか?この不思議な行動に研究者が注目。最新のDNA鑑定を島のネコ70
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