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私の勤務する国立国際医療研究センターは、感染症の高度専門機関と位置付けられているナショナルセンターのため、何か感染症の問題がニュースになるたび、報道や一般市民の方から「これってどうなんですか?」という問い合わせが増えています。 最近は健康情報について検討を促すような啓発や報道記事もあるためか、自分で調べたり確認したりする人も増えているからかなと思います。 情報発信者やその責任者は、医療や健康について正確な情報か、誤解から実害が生まれないかを考える必要がありますので、個人の思いつきで記事が掲載されることは大手の媒体ではありません。 しかし、今月に入ってびっくりした記事があります。それは、かつての愛読書である「クロワッサン」という雑誌が、おにぎりについて石けんで手洗いせず素手で握るように勧める記事を掲載していたことです。 手塩にかけたおにぎりは、おいしい発酵食?その記事は、「腸に効く、発酵食と
小学校のころからエルビス・プレスリーを聴き、高校時代にはビートルズ、そしてレイ・チャールズに出会い、音楽の素晴らしさに目覚めた。 以来、無類の洋楽好き。家にはオーディオセットを置き、所蔵するLPレコードが200枚以上を数えるとラジオで語ったこともある。 その知識がいかんなく発揮されたのが、TBSラジオで2007年から2010年まで不定期に放送された番組『鉄人ミュージック』だった。 番組ディレクターも驚く知識量「番組のきっかけは西武ドームでの雑談でした」 『鉄人ミュージック』のディレクターを務めたTBSラジオの鳥井泰伸さんは、そう話す。 当時野球中継も担当していた鳥井さんは、試合前の放送席で、解説の衣笠さんと雑談した際、その音楽の知識量に驚かされた。 「『どんな曲を聞くんですか?』と聞くと、ブラックミュージックとか洋楽がバンバン飛び出てくる。僕も音楽が好きだったので『衣笠さん、番組作っていい
そのようすを見たTwitterユーザーが「吉野家コピペ」の改編を投稿。「今の世代には通じない」など話題になりました。 そもそも「吉野家コピペ」とは吉野家コピペとは、17年前の2001年に流行したテキストのこと。ブログが一般的になるよりも前に、ネットには「テキストサイト」と呼ばれる、文章だけをアップする個人のホームページが流行していました。 そのうちのひとつで公開されたこの文章は、その特徴的なリズムから一躍大人気に。当時のネットの雰囲気を象徴する文化のひとつとされています。 以下、吉野家コピペの全文です。 昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。 150円
海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰ネイチャーは日本の状況を、「このワクチンの信頼性を貶める誤った情報キャンペーンが全国的に繰り広げられた」と厳しく批判。 ネイチャーは、HPVワクチンについて、「子宮頸がんやその他のがんを防ぐ鍵として、科学界や医療界で認められ、WHO(世界保健機関)に支持されている」と評価。 その上で、 「In Japan the vaccine has been subject to a national misinformation campaign to discredit its benefits,resulting in vaccination rates falling from 70% to less than 1%(日本においては、このワクチンの信頼性を貶める誤った情報キャンペーンが全
ドスン。 体と体がぶつかり、鈍い音が相撲部の道場に響き渡る。 二人はザザッと小刻みに前進し、ためらうことなく頭から突っ込む。 四つに組んでから体勢を変えまいと踏ん張ると、呼吸が強まっていった。押しに押されてジリ…ジリ…と足が土俵の上をこすっていく。 静けさの中、コーチが喝を入れる。 「正面から攻めろ」 わずかに呼吸のペースを変えた部員は、力を出し切り土俵際まで相手を追い詰め、体勢を崩さず正面から寄り切った。 「いまのは良い相撲だった」。コーチがそう励ますと、汗で額に張り付いた髪を整えていた彼女は、少し表情を緩めて「はい!」と力強く答えた。 神事の大相撲、スポーツの女子相撲女子相撲は、神事である大相撲とは区別し、スポーツ競技として誕生した。現在、アマチュア相撲界で欠かせない存在になってきている。 オリンピックの正式種目を目指して、アマチュア相撲は1990年代から国際相撲連盟の設立や世界選手権
小池知事は25日の会見で、安倍晋三首相の判断による衆議院解散をこう批判した。 「今回は大義なき解散総選挙。世論調査を見ても多くの国民の方が疑問に思っている。ましてや北朝鮮情勢が緊迫している中での総選挙がふさわしいのか、ということはかなりのクエスチョンマーク。国家の危機管理上、疑問に思います」 そのうえで、「いままでの議論をアウフヘーベンし、国民が希望の持てる政策を投げるべき」という持論を展開した。 「これからは、考えられないことを考えられることが必要です。禅の高僧道元やハーマン・カーン(*米国の未来学者)も言っている。これまで新しい党をつくるにおいて議論して積み重ねてきた論議だけではなく、もっと国民は違うことを求めている」 「ここでアウフヘーベンを使うと何かを思い出すかもしれないが、国民のニーズというのは、メディアが引いたレールの延長線上にはない。もっと大きな夢をみんな描きたいと思っていて
最近の経済学は、これまで「経済学」と聞いてぱっとイメージすることと、ちょっと離れたことが研究対象になっている。 例えば感情だ。 私たちは、人が感情に左右されることを知っている。幸福感でいっぱいならやる気はでるし、なんとなくうまくいかず気分が乗らない日は成果も乏しい。 幸福度が高いと、生産性が高まることを裏付ける研究も進んでいる。大竹さんもいうように、まさに笑う門には福来たるだ。 一方で、感情を軽視すると、人の生産性を下げることにつながるという研究もある。 部下がいるビジネスパーソン必読「怒り」に着目した研究結果が紹介されている。ここは部下をもつビジネスパーソンにとって、まず必読のパートだ。 怒りっぽい上司が怒っているときに、わざわざ話をしようと思う人はいない。「落ち着いたときに話をしようかな」とか「時間を置くか」と考える。 人間が完全に合理的なら、与えられた情報に基づく意思決定は、感情に左
ヘキサンは劇薬ではありません。ヘキサンは炭素原子と水素原子からなる有機溶媒で、油を溶かし出す作用を持ちます。食品添加物に指定されており、大豆や菜種などから油を効率よく抽出するのに用いられます。食用油が精製されて製品になる際に、ヘキサンは蒸留で取り除かれます。 劇薬という言葉をどういう意味で用いているのでしょうか。通常、毒薬、劇薬という言葉は、「毒物及び劇物取締法」の対象である毒物や劇物に用いられるのですが、ヘキサンはそのどちらでもないのです。食べた場合の急性毒性が極めて低い物質です。 また、トランス脂肪酸は、二重結合のトランス型という化学構造を持つ脂肪酸を指します。牛乳やバター等に微量含まれますが、植物油など液状の油を固形化するときの加工技術である「水素添加」という工程で主にできます。 トランス脂肪酸は確かに、多く摂り過ぎていると、心臓疾患のリスクを上げるとされています。でも、この筆者が問
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