8日、埼玉県のJR川越駅で、足を蹴られる被害を受けた盲学校の全盲の女子生徒が取材に応じ、「私たちにとって白いつえは目の代わりです。視覚障害者のことを理解してほしい」と訴えました。 この中で、女子生徒は「正面から来た人が白いつえにつまずいて転んだ気配がしました。その後、歩いていると追いかけてきて右足のひざの裏を蹴られました。とにかくびっくりして怖くなりました」と当時の状況を語りました。 そのうえで、「後輩たちが同じような経験をしないよう、被害を訴えることにしました。私たちにとって白いつえは目の代わりで、点字ブロックは道を歩くための道しるべです。視覚障害者のことを理解してほしい」と訴えました。 「啓発活動してきたのに残念」 足を蹴られる被害を受けた女子生徒が通う、埼玉県立の盲学校「塙保己一学園」の荒井宏昌校長は「生徒から被害を聞いたときは驚き悲しくなりました。視覚障害のある人への理解を深めても