ビジネスや日常生活における様々なリスクについて、どう考え、どう対応しているかをお尋ねするセイフティー・ジャパン連続調査。No.23は、「生活水準の変化と今後の不安」についての結果報告です。 高収益を記録する企業が相次ぎ、株価も上昇が続くなど、景気の回復が伝えられています。しかし一方、成果主義的給与制度の浸透などにより、企業業績が良い割には個々人は恩恵を被っている実感に乏しく、収入の格差、生活水準の格差が広がり、社会の階層化が進んでいると言われています。 今回は、生活水準がこれまでどう変化してきたか、今後どう変化すると思うか、また、今後生活水準の格差が広がる不安を感じるかなどについて伺いました。 ■生活水準が「悪くなった」「やや悪くなった」が全体の4割弱 まず、過去5年程度の期間で見た場合に、自分の生活水準がどう変化したかを伺いました。全体では25%が「良くなった」「まあ良くなった」と回答し