開幕3連敗を喫した中日だったが、その後、7連勝を飾るなど、順調なスタートを切った。その原動力となったのが、プロ9年目・福田永将だ。遅れてきた"88世代"、福田の飛躍の原因は何なのか? 中学時代から彼を知る同じ"88世代"の元横浜DeNAベイスターズ・高森勇旗が綴った。 オープン戦でも4本塁打、13打点と結果を残した中日・福田永将 軸足をしっかりと固め、真っ直ぐピッチャーを見つめる。軽く息を吸い込み、それを吐き出すと、中日・福田永将(ふくだ・のぶまさ)はバッターボックスに根をおろす。全身の力をこめて振り抜かれた打球は、力強い弧を描いてスタンドに突き刺さる。 今シーズン、中日の下馬評は決して高くはなかった。そして開幕3連敗。暗い雰囲気の中、福田への期待は高まっていった。オープン戦で4本塁打、13打点と絶好調だったこの男に、中日ファンから熱視線が注がれるのは、もはや自然の流れだった。 3月31日
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