昨今、首都直下型地震や南海トラフ地震の脅威が盛んに叫ばれています。いつ“その時”が来てもいいように、日頃から備えを万全にしておきたいところです。 非常事態のとき、私たちの助けになるのが非常口のマーク。おなじみの白地に緑のピクトグラム、いたるところについていますよね。 ところで、どうしてこのマークは緑色なんでしょうか? 緑が赤(=炎の色)の補色だから 答えはずばり、「緑が赤(=炎の色)の補色だから」。 Image / GFDL この図は「色相環」といい、色合いを環状に配置して体系化したものです。正反対の位置にある色同士を適当な割合で混ぜると、光の場合には白、絵の具なら灰色になるように設定されています。 このときの向かい合う2色の関係を「補色」といい、互いに引き立て合う効果を持ちます。緑色なら、燃えさかる火(赤色)の中でもはっきりと確認できるというわけです。 ポインセチアの花がちょうどこの2色
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