介護事業を広げたくても、働いてくれる人が集まらない。「キツイ、キタナイ、給料安い」の3Kと揶揄される介護業界において、新しい目線で事業を展開するビジョナリーの丹羽悠介さんは「介護のことを悪く言う人の多くは介護のことを知らないんだと思うんです」と笑う。業界のことを知ってもらうために丹羽さんが選んだ驚きの方法とは。 訪問介護ステーションをはじめ、訪問看護や障害者支援のグループホーム、また児童のための放課後等デイサービスなど19の事業(2021年12月現在)を展開するひだまりグループ。そのひだまりグループを運営するビジョナリー(愛知県名古屋市)の丹羽悠介さんは次のように語る。 「今でこそ地元ではわりと知られる会社になってきましたけれど、2008年に始めたころは業界の右も左も分からない状態。やる気だけで突き進んで、徐々に事業が広がっていったのはいいけれど、ある時期からスタッフ集めに苦しめられるよう