現在市場に流通しているアルギン酸製品の中で、最もポピュラーなものがアルギン酸ナトリウムです。 一般に「アルギン」や「アルギン酸」と呼ばれているものでも、実際にはアルギン酸ナトリウムを差しているケースが多いようです。 アルギン酸ナトリウムは、アルギン酸のカルボキシル基がNaイオンと結合したかたちの中性塩です。アルギン酸は水に溶けませんが、アルギン酸ナトリウムは冷水、温水に良く溶けて、粘ちょうな水溶液となります。 アルギン酸ナトリウムの水溶液にCaイオンを加えると、瞬時にイオン架橋が起こり、ゲル化します。Caのイオン化を抑えることで、ゲル化時間をコントロールすることも可能です。 アルギン酸ナトリウムのこうしたユニークな性質は、増粘剤、ゲル化剤、安定剤などの各種物性改良剤として、幅広い産業で利用されています。
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