2023年のアートシーンを振り返る。巨匠たちの訃報からミュージアムの予算不足まで今年はミュージアムを取り巻く厳しい状況が一躍注目を集める年となった。ここではウェブ版「美術手帖」で取り上げたニュースをもとに、2023年のアートシーンを振り返る。 国立科学博物館 1月 ・文春オンラインと『文藝春秋』において、東京国立博物館の藤原誠館長による緊急寄稿(「このままでは国宝を守れない」)が掲載され、大きな話題を集めた。 ・1月9日に岡山県立美術館で前代未聞のイベントとして、美術館学芸員によるラップバトルトーナメントが行われた。 ・2021年4月に開館した長野県立美術館を代表する常設作品である中谷芙⼆⼦の《霧の彫刻 #47610 -Dynamic Earth Series Ⅰ-》(2021)の使用を巡り、作家が異議申し立てを行った。 ・国内外作家による109点もの作品が点在する、国内屈指のパブリック・
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