ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (51)

  • タラレバ娘、抗えない老い、後悔、そして『騎士団長殺し』 - チェコ好きの日記

    村上春樹の最新長編小説『騎士団長殺し』の感想を書く。物語の核心に触れないよう細心の注意を払うけど(つまり、まだ読んでない人が目にしても大丈夫なように書くけど)、とはいえ「何も知らない状態で『騎士団長殺し』を読みたいんだッ!」という人にはこの感想はスルーしてもらったほうがいいと思う。を読み終わったらまたブログを読みに来てください。 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/02/24メディア: 単行この商品を含むブログ (13件) を見る騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/02/24メディア: 単行この商品を含むブログ (10件) を見る ある時点に戻ってひとつの間違いを修正できたとしても まず読み終わって最初に思ってしまったのは、村上春樹ももう68歳、作家

    タラレバ娘、抗えない老い、後悔、そして『騎士団長殺し』 - チェコ好きの日記
  • 格闘日記① 〜白馬の王子様編〜 - チェコ好きの日記

    一年半くらい前、ひどい肩こりと眼精疲労に悩まされていた私は、某所で評判を聞きつけ、高田馬場にあるマッサージ店を訪れていた。当時の私は、この広い世界のどこかに人体について知り尽くしたゴッドハンドがいて、そのゴッドハンドに出会いさえすれば、私の肩こりは消えるのだと思っていた。ガチガチの白馬の王子様願望だ。いつか白馬に跨ったゴッドハンドが私を迎えに来てくれて、神の手によって肩こりを取り除いてくれると思っていたのだから。 八月の夕暮れ。「今度こそ」と意気込んで、私は店舗である長屋の戸をガラガラと開いた。しかし、王子様(女性だったけど)の施術自体は、さしたる感動もなく、一時間程度であっさり終わってしまった。終わったあとも肩の気だるさは抜けず、爽快感はいまいち。施術台を降りた私は、「この人もちがった。私の運命のゴッドハンドじゃなかった」とどこぞの婚活女子のような感想を抱き、そそくさと店を後にしようとし

    格闘日記① 〜白馬の王子様編〜 - チェコ好きの日記
  • 【6】灼熱のジャカルタと信用できない警官 - チェコ好きの日記

    バリ島旅行記、これで最後。念のため確認すると、ここまでのルートは、成田→シンガポール→バリ島→ギリ・アイル→ロンボク島と来ている。そして、私はロンボク島の空港からジャカルタに移動した。 【5】ロンボク島の神様 - チェコ好きの日記 ジャカルタには現地時間の20時くらいに到着したのだけど、空港からタクシーでAirbnbで予約した宿に向かった。タクシーの中ではなぜか日語教室的なラジオが流れたり、日語の歌謡曲が流れたりしていて、一瞬日に帰ってきたのかと疑ってしまった。だけどもちろんそんなことはなく、私と運転手さんの会話は英語だ。だけどお互いカタコトなので意思疎通が難しい。 灼熱のジャカルタと信用できない警官 翌日、東南アジア最大のモスクであるというイスティクラル・モスクを見学する。モスクの見学ツアーはかなり丁寧で、ごく普通の一般観光客に過ぎない私に、係員のかわいい女の子がマンツーマンで施設

    【6】灼熱のジャカルタと信用できない警官 - チェコ好きの日記
  • 【5】ロンボク島の神様 - チェコ好きの日記

    バリ島旅行記の続き(しかし、繰り返すが正確にいうともう「バリ島旅行記」ではない)。バリ島から船で2時間のところにあるギリ・アイルという島に行き、そこからさらにボートで10分、ロンボク島という島に行った。 【4】ギリアイルの停電する夜 - チェコ好きの日記 呑気に海を眺めていたら残念ながら雨が降ってきてしまい(雨季だからしょうがない)、宿に戻る。読書でもしようかなと思ったけど少し体を動かしたい気分だったので、雨がうつ宿のプールを一人で独占して、すいすい泳いでいた。 翌日は、ロンボク島の空港からいっきにジャワ島へ、ジャカルタへ飛ぶ予定になっていた。なぜジャカルタに行こうと思ったのかというと、私はアホなので、ジャカルタからボロブドゥール遺跡に行けるもんだと思っていたからである。ボロブドゥール遺跡を見るためには、ジョグ・ジャカルタというところに行かなければならない。が、私はジョグ・ジャカルタってジ

    【5】ロンボク島の神様 - チェコ好きの日記
  • 都市の孤独と、地方『移住女子』のモテ - チェコ好きの日記

    灯台もと暮らし編集長、伊佐知美さんから著書『移住女子』をご恵贈いただき、週末に読んでいました。以下は、そんな『移住女子』の感想です。 移住女子 作者: 伊佐知美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/01/27メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 『移住女子』になると、孤独から解放されるかも? さっそくですが、私が書を読んでいちばん印象に残ったのは、新潟県十日町市池谷に移住した、佐藤加奈子さんのこんなお話。 移住をしてから祈ることが増えました。正月には「どんど焼き」で五穀土壌を祈り、1月の「鳥追い」では鳥害を防ぐために子どもたちが集落を練り歩きます。また11月には「農神祭」が行われ、無事収穫できたことを集落住民全員でお祝いする儀式をします。人間にはどうすることもできない自然相手だからこそ、祈りを捧げる意味があるのだと思います。それは不思議な感覚で、信じる神様

    都市の孤独と、地方『移住女子』のモテ - チェコ好きの日記
  • 【2】私は島とセックスできただろうか? - チェコ好きの日記

    バリ島旅行記の続き。 【1】サイババの弟子に未来を占ってもらってきた。 - チェコ好きの日記 バリ島の伝統的呪術師「バリアン」のいまいちすっきりしない占いを体験した日の夜、私はガイドのワヤンさんにすすめられ、ウブドの中心地で伝統芸能のケチャダンスを鑑賞してみた。 しかし当然といえば当然なのだけど、「観光客向けにやっている」感が否めない。それもそのはず、ケチャは1920年代から30年代にかけて、廃れきっていたところをドイツ人の画家が再興させバリの伝統芸能ということに「した」、なんて話を聞いた。日の初詣も明治から大正にかけて鉄道会社が行なったキャンペーンがもとになっているという話があるけれど、まあ伝統の中にはそんなものもあるのだろう。 が、じゃあケチャはつまらなくて見る価値がなかったかというと、もちろんそんなことはない。火の玉を素足で蹴っとばすショーがあったのだけど、あれは普通に危ないしどう

    【2】私は島とセックスできただろうか? - チェコ好きの日記
  • 祈る人々 - チェコ好きの日記

    2010.イタリア.トスカーナ 2016.イスラエル.エルサレム 2016.イスラエル.エルサレム 2016.イスラエル.エルサレム 2016.イスラエル.エルサレム 2016.イスラエル.エルサレム 2016.イスラエル.エルサレム 2016.パレスチナ自治区.ベツレヘム 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.バリ島 2016.インドネシア.ロンボク島 2016.インドネシア.ロンボク島 2016.インドネシア.ジャカルタ 2016.インドネシア.ジャカルタ

    祈る人々 - チェコ好きの日記
  • 2016年に読んで、面白かった本ベスト10 - チェコ好きの日記

    12月になると毎年自分でやっている、恒例の「今年読んで面白かったランキング」。完全に自己満足だけど、これを書かないと気持ちよく年を越せない気がする。ちなみに昨年のランキングはこちら。 aniram-czech.hatenablog.com 今年はいろんなに手を出してしまい、あまりにも絞りきれなさすぎたので、昨年ベスト5だったのを2倍にして、ベスト10にしてみた。なのでちょっと長いけれど、まずは10位から振り返ってみようと思う。(※2016年に発売されたではなく、2016年に私が読んだです。) 10位 『アヘン王国潜入記』高野秀行 アヘン王国潜入記 (集英社文庫) 作者: 高野秀行出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/03メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (48件) を見る まずは辺境ノンフィクションライター・高野秀行さんの『アヘン王国潜入

    2016年に読んで、面白かった本ベスト10 - チェコ好きの日記
  • 感想文:雨宮まみ『東京を生きる』 - チェコ好きの日記

    人の訃報に触れてその人のを手にとってみるという行為は、咎められはしないもののあまり品の良い行ないだとは思えない。だけど、そういえばどんなことを書いていた人だったんだっけ、とAmazonで検索していたらどうにも止まらなくなってしまい、気が付いたときには雨宮まみさんの『東京を生きる』が自宅に届いていた。 東京を生きる 作者: 雨宮まみ出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2015/04/22メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る 読み終わったとき、私は残念ながらこので雨宮まみさんが描いた世界には1ミリも共感できない、とまず思った。 だけど、私はそもそも「共感」というものに、あまり価値を置いていない。共感できるから素晴らしくて、共感できないから理解できないなんて考えは、悪いけどちょっと幼稚だなーと思う。1ミリも共感できなくても素晴らしいと感じるものはあるし、すごく共感でき

    感想文:雨宮まみ『東京を生きる』 - チェコ好きの日記
  • 【1】サイババの弟子に未来を占ってもらってきた。 - チェコ好きの日記

    私が今年いちばん感動したについて。:国分拓『ヤノマミ』 - チェコ好きの日記 前回の書評でフライングして始まっているのだけど、11月に、バリ島を中心にインドネシアを旅行してきた。なぜバリ島だったのかというと、友人結婚式があったからという真人間らしい理由が第一なのだが、正直なところ友人結婚式など口実にすぎない。スペイン、モロッコ、ヨルダン、イスラエル、ギリシャの旅から帰ってきてもう半年以上経っている。そろそろ、どこかへ出かけないと気が狂ってしまう。そう考えていたところ、ちょうどよいタイミングで、友人からバリ島で結婚式をやるから来て欲しいというお誘いがあったのだ。 式を挙げた新婦とは小学校時代からの長い付き合いなので、「ごめん。気持ちの上では、あなたの結婚式より個人旅行がメイン」と馬鹿正直に伝えてしまった。それを聞いた彼女は、「まあ、なんでもいいよ……」という顔をしていた。 バリ島の11

    【1】サイババの弟子に未来を占ってもらってきた。 - チェコ好きの日記
    aniram-czech
    aniram-czech 2016/12/20
    昨日書きました。
  • 私が今年いちばん感動した本について。:国分拓『ヤノマミ』 - チェコ好きの日記

    シンガポールを発った飛行機がバリ島のングラライ空港に向かっているとき、私は席で目元にウェットティッシュを当て、赤く腫れた目をごまかすのに必死であった。そしてその不自然な様子を、隣の席(正確には隣の隣の席。真ん中の席が空席だった)に座っていた白人のおばさんに、ちょっと心配されながら見られていたように思う。 それから数時間が経ち、夜がすっかり明け、飛行機がもう間もなく着陸するというときだ。 さきほどの白人のおばさんは、機体がだんだんと近付いていくバリ島の海岸線を小窓の外に見つめながら、「Very Beautiful……」とうっとり呟いた。 どれどれと思い覗いてみると、確かになかなか悪くない光景ではあるが、空は微妙に曇っているし、海は青というよりはグレーである。BeautifulにVeryをつけるほどでもない。 と、色気のないことを考えていたら、おばさんは振り向いて自分に同意を求めてきた。しょう

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  • 感想文:中島らも『水に似た感情』とバリ島 - チェコ好きの日記

    バリ島を舞台にした小説やエッセイをいくつか読んでいます。昔読んだ吉ばななの『マリカのソファー/バリ夢日記 (幻冬舎文庫―世界の旅)』はもう一度目を通してもやっぱりけっこういい小説だなと思ったし、あとは椎名誠のエッセイ『あやしい探検隊 バリ島横恋慕 (角川文庫)』なども面白かった。今回は、そうした中でいちばん気に入った中島らもの『水に似た感情』の感想を書きます。 水に似た感情 (集英社文庫) 作者: 中島らも出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/04/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る マジックマシュルームの島、躁と多重人格 けっこう前に宮田珠己さんの『旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)』ってを読んだのですが、バリ島編の中で、あの幻覚成分を含むマジックマシュルームを体験した話が出てきます。そして何と、この『水に似た感情』の中にもマジックマシュルームが

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  • 浜松市楽器博物館で耳と体が変化する - チェコ好きの日記

    妙な話から始めるのですけど、最近、薬物中毒になった人の体験談みたいなのをよく読んでいるんです。もちろん薬物にはいろいろな種類があるので、その効用はさまざまです。が、ある特定の薬物の作用で、一つだけものすごく心ときめいてしまうものがありまして。それが、「(薬物をやったときに)世界がすっごく綺麗に見える」というやつです。 チョウセンアサガオ*1の種を柿の種みたくボリボリべていたら、瞳孔が開きっぱなしになってしまって、その後一ヶ月くらい文字が読めなくなったっていう体験談がありまして。でも、文字が判読できなくなった代わりに、自分の身の回りの世界の色がとても鮮やかに変化して、高田馬場駅のホームから見た景色があまりにも美しくて泣いてしまったらしいんです。そういう話が、個人的にすごく好きなんですよね。ちなみにこの話は『ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)』ってに書いてあります。高田馬場駅から見た景色が涙

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  • 最後でなんだかすっごく笑う イエジー・スコリモフスキ『イレブン・ミニッツ』 - チェコ好きの日記

    イエジー・スコリモフスキというポーランドの映画監督が作った『イレブン・ミニッツ』という映画を観ました。『イレブン・ミニッツ』は今後全国で公開していくようなので、劇場情報などの詳細は公式サイトで確認してみてください。 スコリモフスキ(噛みそう)の作品は私、前に『アンナと過ごした4日間』を観たことがあって、それがけっこう好きでした。なお『アンナと過ごした4日間』は、中年男がある女性のストーカーになって部屋を監視するという話なのですが、気持ち悪さがなく悲しい気分になってくるという変な映画です……。 そんなわけで、以下は、『イレブン・ミニッツ』の感想です。 これは4DXではない! まずごく当たり前の確認なのですが、この映画は3Dでも、ましてや4DXでもない、普通の2Dの映画です。だけど、私にはなんだかこれが4DXに思えて仕方がありませんでした。というのは比喩ではなく、「あれ? 今椅子が動いた!?」

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    aniram-czech 2016/09/27
    昨日書きました。
  • 青森で考えた『シン・ゴジラ』の感想 - チェコ好きの日記

    『シン・ゴジラ』を8月の上旬に観てもう1ヶ月以上経っているんですが、観た直後は正直「これ感想とか書かなくてもいい系のやつだな」と思ってしまいました。それは決して「つまらなかった」というわけじゃなくて、むしろクソつまらなかったらクソつまらなかったが故に書きたいことが浮かぶんですけど、普通に面白かった(でも特に突出して面白いわけではない)と思ったので、「じゃあ別に何もいわなくていいや」と判断してしまいました。 そしてそのまま1ヶ月経ってしまったのですが、先日フラっと青森まで小旅行に行ったら突如書きたいことが思い浮かんだので、今回はそれを書きます。なお、結末に関して思いっきりネタバレをするので、嫌な人はこの先は読まないで下さい。 青森県立美術館と成田亨 まず、青森に着いてから真っ先に訪れたのが、奈良美智の作品で知られる青森県立美術館でした。上の写真は有名な「あおもり犬」。ここに雪が積もったりする

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    aniram-czech 2016/09/19
    書きました。
  • もう一度読む、村上春樹『1973年のピンボール』感想文 - チェコ好きの日記

    村上春樹の『1973年のピンボール』を読んだのは高校生のときだったので、もう10年以上も前です。 当時読んだ感想を覚えている限りで率直にいえば、この小説は正直何も面白くなかった。ただ私の読解力がなかったといえばそれまでですが、だってめちゃくちゃ読みにくいし、その読みにくさを我慢してまで読み解かなければいけない何かがあるようには、高校生の私には到底思えなかったのです。 が、「今読み返すとどうなんだろう?」とちょっとした好奇心を抱いてしまったので、10年経った今もう一度読んでみました。結論からいうと、面白いか面白くないかでいえば、やっぱりあんまり面白くなかった。だけどせっかく読み直したので、10年前にはできなかったこの小説における「謎解き」を今、やってみようと思います。 ちなみに、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を10年ぶりに読み返した感想も昔に書いています。 aniram-czech.h

    もう一度読む、村上春樹『1973年のピンボール』感想文 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2016/09/06
    昨日書きました。
  • なぜ松浦弥太郎さんは『オン・ザ・ロード』が好きなんだろう? - チェコ好きの日記

    「なぜ松浦弥太郎さんは『オン・ザ・ロード』が好きなんだろう?」というタイトルを付けてしまったのですが、結論からいうと、個人の好みがすべてその人の作っているものや仕事に反映されているとは限らないし、この問いについて考えることに意味があるとは私はあんまり思っていません。だから、タイトルはただの話の枕くらいに考えてください。ちなみに松浦弥太郎さんは以下ので、ケルアックの『路上(オン・ザ・ロード)』と、ヘンリー・ミラーの『北回帰線』が好きだという話をしています。 日々の100 (集英社文庫) 作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/07/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 今回はケルアックの『路上』についてのみ触れますが、『北回帰線』も私はそのうち読みたいです。『北回帰線』はミラーの自伝的小説らしいですが、性描写が過激すぎたらしく、当初は発禁処分に

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    aniram-czech 2016/08/30
    書きました。
  • 〈エジプト的〉から〈ギリシャ的〉へ/村田沙耶香『コンビニ人間』がおもしろかった - チェコ好きの日記

    村田沙耶香さんの芥川賞受賞作、『コンビニ人間』を読みました。芥川賞って私は全然興味がなくて毎年スルーしているのですが、『コンビニ人間』はいつもとちがってちょっと面白そうだったのと、読む機会に恵まれたのでありがたく拝読。そして実際に読んでみたら、めちゃくちゃいい小説だったので感想を書きます。なお、物語の結末には触れませんが、細部のネタバレが少しだけあるのでご注意ください。 コンビニ人間 作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/07/27メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る 「社会がダメなのはデフォルト」──宮台真司の映画評 まずちょっとだけあらすじに触れると、『コンビニ人間』の主人公・古倉恵子は36歳の独身で、大学卒業後も就職せず、ずっとコンビニのアルバイトで生計を立てています。そのアルバイト歴、実に18年。もちろん、店内でもいちばんの古株です。

    〈エジプト的〉から〈ギリシャ的〉へ/村田沙耶香『コンビニ人間』がおもしろかった - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2016/08/15
    かきました
  • 新宿よりパレスチナのほうが近い イベント後記 - チェコ好きの日記

    8月6日(土)、お知らせしていたとおり、株式会社Waseiのくいしんさん、鳥井さんと一緒にトークイベントを行ないました。当日は8月らしくわかりやすい猛暑日で、こんな日に遠いところご足労いただいたみなさんには当に感謝です。 aniram-czech.hatenablog.com もちろん反省点なども多々あったのですが(百点満点のイベントを開催できたことはない)、それはそれとして、イベントが終わったあとにいろいろと1人で考えたことなどを書いてみようかと思います。 新宿よりパレスチナのほうが近い まず、これはイベント当日ではなく、その前にWaseiの2人と行なったツイキャスが終わったあとに、1人でぼんやりと考えていたことです。 aniram-czech.hatenablog.com なんか、私はやたらと海外旅行に行きたがる性分で、あと関係ないかもしれないけど、小説も日文学が苦手で海外の翻訳

    新宿よりパレスチナのほうが近い イベント後記 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2016/08/10
    ちなみに、ポケモンGOは今レベル13です。
  • 本当は、もっとゆっくりやって欲しい。/くらしのきほん×箱庭×灯台もと暮らし #スチーブ - チェコ好きの日記

    先日、「くらしのきほん」編集長の松浦弥太郎さん、「箱庭」編集長の東出桂奈さん、「灯台もと暮らし」編集長の佐野知美さんが登壇するトークイベントがあったので、行ってきてみました。うっかり実際のトーク中の写真を撮り忘れ、懇親会で振る舞われたMOMOEさんのごはんの写真しかないのですが、今回は、そんな3つのメディアの共同イベントの感想です。 当は、もっとゆっくりやって欲しい。 突然ですが、みなさんはもしある日、石油王になれることが発覚してお金がジャブジャブ湯水のように使えるようになったら何をしますか? お札に火をつけて「どうだ明るくなったろう」ってやつやりますか? 私は、とりあえずハワイのオアフ島にあるモアナサーフライダーという高級ホテルを2ヶ月くらい予約します。そこで2ヶ月、しこたまを読んで過ごすことにします。そして南国ハワイから下界を煽って遊びます(殺されそう)。 あとは、自分がTwitt

    本当は、もっとゆっくりやって欲しい。/くらしのきほん×箱庭×灯台もと暮らし #スチーブ - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2016/04/06
    書いたよー