ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (51)

  • 「帰る場所がない」を考える中東の旅/あと、電子書籍が出ます - チェコ好きの日記

    旅行に行きました。今回は少し長い旅で、期間は1ヶ月弱。その間でまわった国は、スペイン、モロッコ、ヨルダン、イスラエル、ギリシャの5カ国です。 なぜこのルートだったのかというと、理由は後付けでもある(だから関係ない場所も多少含まれている)のですが、旅先を決めてからいろいろと調べ物をしているうちに浮かび上がってきたキーワードが「セファルディ」でした。セファルディとはスペイン系ユダヤ人のことで、スペインやポルトガルなどの地域に15世紀頃まで定住していた人々です。1492年、イベリア半島のイスラム政権が滅ぼされ、この人たちはユダヤ教からキリスト教へ改宗するか、もしくは故郷を出て行くかの二択を余儀なくされます。そして、彼らが故郷を捨てて選んだ地の1つとして、スペインからジブラルタル海峡を渡った先にあるモロッコがありました。 旅のスタート地点に選んだのは、このイベリア半島におけるイスラム政権の滅亡を象

    「帰る場所がない」を考える中東の旅/あと、電子書籍が出ます - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2016/03/20
    写真がわりとイケてると自分では思ってます
  • 欲望にひた走った中村うさぎが逆に禁欲的であるという聖書のはなし/あるいは『フラニーとズーイ』。 - チェコ好きの日記

    怪しげなカルト宗教にハマってしまったわけではなくただの趣味ですが、最近聖書に関するをたくさん読むようにしています。今回読んで面白かったのは、クリスチャンでカルヴァン派の作家・佐藤優さんと、同じくクリスチャンでバプテスト派のエッセイスト・中村うさぎさんの対談。Kindl版もあるよ。 聖書を語る 作者: 佐藤 優,中村うさぎ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私はこれを読むまで中村うさぎさんがクリスチャンであるということを知らなかったのですが、書の冒頭で語られる、佐藤さんが中村さんに興味を持った理由がすごく面白かった。中村うさぎさんといえば、買い物依存症、美容整形、ホストクラブ通い、デリヘル嬢体験などなど、欲望に忠実にやりたいことをやりたいだけやってきた女性という印象があったのですが、佐藤さんはそんな彼女のことを

    欲望にひた走った中村うさぎが逆に禁欲的であるという聖書のはなし/あるいは『フラニーとズーイ』。 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/09/30
    あと、「マリアが処女」っていうのが実は誤訳って話も面白かったな
  • SOLOでの連載が始まりました|「おひとりさまのゲームの規則」タイトルにこめた裏話 - チェコ好きの日記

    ウェブメディア「SOLO」で、「おひとりさまのゲームの規則」というタイトルで連載を始めました。 SOLOは家入明子さんや蛭子能収さん、まんしゅうきつこさんなどなど、濃厚なライターさんの記事や話題の方のインタビューが読めるおひとりさま女性のためのメディアです。でも私は、男の人にも読んでほしい。おひとりさまじゃない女性にも読んでほしい。つまりだれでも読んでほしい。初回掲載分は以下です。ひとつよろしくお願いいたします。sololife.jp 心変わりは罪ですか? 恋には翼があるものを 勘のいい方はすでにお気付きかもしれませんが、「おひとりさまのゲームの規則」という連載のタイトル、これはもちろんジャン・ルノワールの1939年の映画ゲームの規則』から拝借しております。ジャン・ルノワールは印象派の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男にあたります。二世芸術家ってたいていコケてるイメージがある

    SOLOでの連載が始まりました|「おひとりさまのゲームの規則」タイトルにこめた裏話 - チェコ好きの日記
    aniram-czech
    aniram-czech 2015/08/21
    よろしくお願いします。
  • 関西でのイベントのお知らせ|「チェコ好きさんの頭の中 〜話題のブロガーの頭の中をのぞきます〜」でお話しましょう - チェコ好きの日記

    カンボジア旅行記の途中ですが、今回は関西でのイベントのお知らせです。関東じゃないです。関西です。個人的な所用のついでに、関西まで出張いたします。 以下のページからか、もしくはFacebookページからお申し込みいただけるようなので、9/7(月)の夜が空いている関西在住のみなさま、ぜひぜひご参加ください!demachi.aai-b.jp 当該ページからの引用です。 チェコ好きさんの頭の中 〜話題のブロガーの頭の中をのぞきます〜 「旅」「読書」「アート」を主題材に、アート・サブカル系ブロガーとして読者の好奇心をくすぐり不動の地位を築いておられるチェコ好きさんをゲストにお招きし、その頭の中を覗いていきます。そこにはいったいどんな思想や視点が隠されているのでしょうか。 聞き手には「GACCOH」や「関西クラスタ」等で活躍される倉津拓也氏(@columbus20)をお招きし、チェコ好きさんから様々な

    関西でのイベントのお知らせ|「チェコ好きさんの頭の中 〜話題のブロガーの頭の中をのぞきます〜」でお話しましょう - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/08/18
    残席、あと12くらいです。
  • 「退屈と消費と、恋愛と。」イベント後記 - チェコ好きの日記

    6/27(土)に、「退屈と消費と、恋愛と。」というトークイベントを神保町のEDITORYにて行ない、登壇者として参加しました。aniram-czech.hatenablog.com 今回は、こちらのイベントのお礼と感想です。 舞台裏の話 当日、登壇者3人は13時に神保町に集合していたんですが、私はなぜかファーさんと鳥井さんの2人に会ったとたんに緊張がMAXになってしまい、さらに会場に入った16時半になる頃には緊張のあまりテンションがガタ落ちしており、まわりの方々をハラハラさせたんじゃないかと申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、実際のトーク中はとっても楽しかったです。イベントに参加してくれた方のレポートや#チェコ好きのツイートを見ていると、縮こまっていたはずの私がいちばんスレスレの発言をしているような気がして後から青ざめているのですが、すみません、番に強いタイプです。 最初にファーさんに

    「退屈と消費と、恋愛と。」イベント後記 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/07/01
    参加してくださった方々、本当にありがとうございました!
  • 自分の欲望をしっかりと見極める、のは難しい - チェコ好きの日記

    「それは、当に自分の欲しいものなのか」もしくは「広告やSNSやまわりの環境によって、欲しいと思わされているだけなのか」。私はいろいろなところで、散々この2つをしっかりと見極めるべきだという話をしてきた気がするのですが、最近になって、これってすごく難しいよなー、と思い悩み始めてきてしまいました。aniram-czech.hatenablog.com わかりやすい例だと、私は文章を書くのが好きで、よくもまあ飽きもせずにパチパチとキーボードを打っているなあと思うわけですけど、これが一昔前だったらどうだったか。インターネットやブログというものがなくて、何かを書いても基的にはだれも読んでくれないものだったら? さらに時代をさかのぼって、パソコン、というかタイプライター的なものもなくて、文章を書くには紙とペンを使うしかなかったら? 私には、腱鞘炎になってまで書きたいことがあっただろうか。指にペンだ

    自分の欲望をしっかりと見極める、のは難しい - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/06/15
    これ書いてやっぱり、「本当の欲望」なんてもんはない、が正解な気がしてきたなあ。
  • 好きになる能力 - チェコ好きの日記

    最近、「好きになってもらう」より「好きになる」ほうが能力がいるし難しいよね〜、と思ったので、そのことについて書きます。だけど、能力がいるし難しいんだけど、「好きになってもらう」努力をしても空回りし続けるだけなので、「好きになる」能力を磨いたほうが急がば回れで話は早いしかえってラク、とも思います。 ちなみに、これは恋愛とかにも応用できるかもしれないけど、それよりはもっと一般的な人間関係についての話です。友人とか職場の人とか。 正しいやり方で好きになれば、好きになってもらうのは簡単 「簡単」というとちょっといい過ぎかもしれませんが、人間には「返報性の法則」ってやつがありますので、自分に好意を向けてきた人間に対して、基的には悪い感情は抱かないと思うんですよね。だから、「この人に自分を気に入って欲しい」と思ったら、まずは自分が「私はあなたを気に入ってます」といってしまう。これだけで第一段階は突破

    好きになる能力 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/06/07
    私はこれで構造主義の話をしてたんだな。そういうことにしよっと。
  • イベントのお知らせ|「退屈と消費と、恋愛と。〜あのブロガーたちのアタマのなか〜」をやります。 - チェコ好きの日記

    日は、イベントの告知エントリです。 6/27(土)に、「隠居系男子」の鳥井弘文さん(@hirofumi21)、「My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only」のファーさん(@fahrenheitize)と一緒に、トークイベントを行ないます。参加できるよ!という方は、以下のページから登録していただけると嬉しいです。 peatix.com ■イベント詳細 楽しく、ご機嫌で、刺激的な毎日を送るヒントとは何でしょうか?魅力的なブロガーは独自の視点で日常を切り取り、それを世間に発信しているように思います。 アート・サブカル系ブロガーとして読者の好奇心をくすぐり、不動の地位を築いている、チェコ好きさん。 株式会社Wasei代表として『灯台もと暮らし』『隠居系男子』で半歩先の視点を提供する、鳥井弘文さん。 恋愛を中心に人間関係を軸にした文章を発信しているブロ

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    aniram-czech 2015/06/02
    ドリンクが楽しみです!
  • 岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? - チェコ好きの日記

    どこで読んだだれの文章なのか忘れましたが、「岡崎京子の漫画に出てくる女の子っていうのは、男と恋愛するのが好きなんじゃなくて、男と恋愛した話を女同士でするのが好きなんだよね」ということをいっていた人がいて、なんて的確な岡崎京子評なんだ! と思わず感動したことがあります。 というわけで今回は、3月31日まで世田谷文学館でやっている(やっていた)岡崎京子展『戦場のガールズ・ライフ』について感想を書いていくのですが、こんな展覧会をやるくらいなので、もう岡崎京子という人の漫画家としての地位は、揺るぎないわけです。ポジティブな岡崎京子評は探せば、いくらでもどこにでもあるでしょう。なので私は今回”あえて”、ネガティブな岡崎京子評というのを書いてみるつもりです。 岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? さて、岡崎京子の漫画に登場する女の子たちは、だれもかれもが強力なまでの”ガール”です。ここでい

    岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2015/03/30
    ライブ見られなかったのを妬んでいるわけではありません
  • 退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - チェコ好きの日記

    自分のなかで、この夏はフィッツジェラルド&サリンジャーキャンペーンをやっておりまして、積ん読がどんどん増えていきます。 フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』は、数年前に村上春樹の訳で読んだのですが、あまりピンとこなくて、そのまま放置していました。自他ともに認めるハルキストの私ですが、村上の翻訳は合わないのか、『ティファニーで朝を (新潮文庫)』とかもあまり良さがわからないまま放置して棚に眠っています。なので今回読んだ『グレート・ギャツビー』は、光文社文庫の小川高義訳。 グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫) 作者: F.スコットフィッツジェラルド,F.Scott Fitzgerald,小川高義出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/09/08メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (22件) を見る 訳者を変えたのが良かったのか、それとも年齢と

    退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2014/08/03
    2013年の映画もすんごい面白いです
  • 村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 - チェコ好きの日記

    「村上春樹の小説がどうも好かん」という方に、たまに出くわします。 一方私は、けっこうな村上ファンです。長編小説はすべて読んでおり、短編小説も一部をのぞいてほとんど読んでいます。エッセイもたくさん持っています。 ただし、村上ファンであることを公言するとアンチ村上派に鼻で笑われるので、最近は「村上春樹が好き」であることを、あまり表立って言わないようにしています。 (表立って言えないので、ブログに書いています……。) 村上肯定派も、アンチ派も、この方の小説に関しては、いろいろと言いたいことがあるもよう。 アンチ派の意見として代表的なのは、Amazonの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』のレビューで★1の評価をつけている、ドリーさんのようなものでしょうか。 Amazon.co.jp: ドリーさんのプロフィール: レビュー このドリーさんのレビューは大変面白くて、ファンである私も、思わず吹

    村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 - チェコ好きの日記
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    aniram-czech 2013/11/02
    とりあえず、エッセイがいいよということを言いたい。