第33回 見えてきた村上ファンドの手口、業界の裏側 経営コンサルタント 大前 研一氏 2006年6月21日 瀬戸際に立っていた阪神株問題 村上世彰氏がインサイダー取引で逮捕されるなど、彼の率いる投資ファンド、いわゆる村上ファンドを巡る動きが注目を集めている。 わたしは1年以上前から「村上氏はグリーンメーラーだからその最後を見ていたほうがいい」と言っていた。グリーンメーラーとはある会社の株を大量に買い、その会社、あるいは関係者に買い取ること(自社株買い)を迫る業者のことだ。米国では1970年後半から80年代に活動したT・ブーン・ピケンズなどが有名だ。だが、彼らの最後はいずれも惨めなのだ。グリーンメーラーはとどまるところを知らずに突き進むことがある。そのためどこかで破綻するか大損をして終わるのだ。 例えば阪神、阪急問題はどうだったか。阪神、阪急問題では、村上ファンドが大量に阪神電気
これは一つの持論なんですが、軽く笑って読み飛ばしてください。お父さんやお母さんが子供を乗せて車を運転します。時速60kmで走っていたとします。道路には50kmの標識があります。子供は当然最初は疑問を持つはずなんです。どうして50kmと書いてあるのに60kmで走っていいのか? そこをどう答えるのかが大人の知恵というものかもしれません。「アレは60kmで走らせる為に50kmという制限がついているんだよ。その位でちょうどいいんだ、ついついスピードが出てしまうものだから。」「誰も守っているヤツなんていないの。捕まらなければOK」「世の中には建前と本音っていうのがあるのよ」etc。こうして子供は世間を知り大人になっていくのですがこの原点が法律を疎んじる原因となっていると主張します。日本社会が軽々と法律を犯し、企業が法律遵守をしないのも、企業不祥事が絶えないのも、ライブドアがお縄になったのも村上ファン
2006年06月21日13:25 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer なぜ胎児を殺してはいけないか 日本語は主語が省ける故か、一般論に還元すべきでない問題が一般論化しやすいように感じる。 なぜ人を殺してはいけないのか 小浜 逸郎 平たく言うと、「あなたの問題」が「みんなの問題」になりやすいということだ。しかし、還元せず「そのまま」扱うべき問題というのは確かにあり、そしてこの問題はその最もたるものの一つだ。 煩悩是道場 - レイプされて出来た子供は堕胎して良いか 良いとか悪いとか当事者以外が決められる問題じゃないだろう、と思う。 というのであれば、 その子の命を奪う権利はおまえらにはない。 と言う権利はあなたにはないはずなのだ。あなた自身が当事者でない限り。 とはいえ、一般論なしで、他に依るところなく、「当事者だけで解決せよ」と突き放すには、あまりに一般的な問題でもある。なにしろこの国
雪印食品の牛肉偽装。三菱自動車工業のクレーム隠し。東京電力の原発トラブル隠し。これらの不正はどれも、内部告発で発覚した。内部告発は、他人事ではない。あなたも会社の不正を知ったら、外部への通報を多少なりとも考えるだろう。 内部告発は捨て身の闘いである。報復人事で、到底食えない冷え飯を食わされる。解雇された上に、守秘義務違反で逆に告訴されることもある。どんな思いをするだろう? 本書は、2005年度のピュリッツァー賞、トニー賞を受賞したブロードウェー上演の戯曲。約100ページの薄い本だが、内部告発の縮図とも読める深長な寓話である。 悪意無き裏切りが内部告発を妨げる 舞台はアメリカのカトリック系の中学校。女性の校長が、神父の素行に疑惑を抱く。神父は小児性愛者で、男子生徒に性的いたずらをしているのではないか、と。神父は権力をかさに、免職するぞと校長を脅す。しかし、校長は屈せず、神父追放の秘策を立てる
You are about to permanently delete this entry. When you delete an entry, you also delete any comments and trackbacks associated with it. This action cannot be undone. Delete|Cancel 孝好さまの「ニセモノの良心」というブログの中で、ハイビジョン放送の帯域が足りてないんじゃないかというエントリを拝読しました。 最近のデジタル・ハイビジョン放送を大画面でスポーツ中継を観ていると、ブロックノイズが乗っている「あ、これビットレート足りてないや。。。」と発見されたとのこと、流石に放送関連のお仕事をされているだけに眼が肥えておられますね。今日はその背景をお話いたしましょう。 その種明かしを先にしてしまえば、 「地上波デジタル
サイボウズが7月3日、東京証券取引所市場第一部へ指定されることが決まった。1997年の創業から、2000年の東証マザーズ上場、2002年の東証二部への市場変更を経て、9年で一部に指定されたことになる。 そのサイボウズは、ウィルコムと提携して2006年内にモバイル通信事業に参入する。ウィルコムの回線と端末を利用するMVNO(仮想移動体サービス事業者)と呼ばれる形態で、音声通話およびインターネット接続サービスを提供する。自社のグループウェアである「Office 6」の顧客を主なターゲットとしており、携帯端末からでも安全にOffice 6にアクセスできることを売り込む。 すでに10社ほどを対象にテストサービスを始めており、「グループウェア、特にスケジュール機能を携帯端末から利用できるという便利さを実感してもらっている」という。 携帯電話業界は今、ソフトバンクのボーダフォン買収や2006年秋からの
上/PSEマークは電気製品が安全確認検査済みであることを示す。 今年4月から、このマークのない家電製品は販売できなくなった 写真/中田裕史 右下/安全確認検査の検査機器。1000Vの電圧を1分流し、絶縁性などをチェックする 写真/管野勝男 左下/ハードオフ社長室が残しているPSE法関連の記録 ファイル7冊分の分量がある 写真/管野勝男 「PSE法(電気用品安全法)問題ではお役所に振り回され、かなりの損もした」 リサイクル店を展開するハードオフコーポレーションの山本善政社長は恨めしげだ。 PSE法では今年4月から、安全確認検査を受けたことを示す「PSEマーク」のない家電製品の販売を禁じている。当初は「中古品は対象外」と思われていたが、1月末に経済産業省は「対象内」との解釈を示した。ハードオフの在庫はこの時点で16%がPSEマークのない製品。これが4月1日から売れな
「顧客満足をさらに高めたい」。十人の経営者に問えば、十人がそう答える。それでも、顧客が企業に叛旗(はんき)を翻す事件は後を断たない。激しいクレームをつきつける。黙ったまま、店や商品を見限ることもある。例えば、東横インの西田憲正社長。顧客の視点でビジネスホテルを改革したからこそ、多くの人たちに利用され、会社は大きな成長を遂げた。その社長が、自社の違法行為を弁護し、「道路の制限速度を少しオーバーしたようなもの」と言い放った。この一言が、どれほど多くの人々の反感をかったか。確かに、顧客は気まぐれで、その心は花びらのように傷つきやすい。どんなに配慮したつもりでも、その思いが、通じないときもある。だからこそ、顧客との信頼関係を築くことが、企業を成長に導く。だが、信頼の絆(きずな)は、失うことはいとも簡単で、それを再び取り戻すには、気の遠くなるような時間と努力が強いられる。
特集: 【本当にあった怖い話】信頼は一瞬にして崩れる(第3回) 取材・文/宇賀神 宰司、小野 田鶴(日経ベンチャー)、松田 勇治(フリーランスライター) 2006年6月13日 第2回はこちら >> 第1回はこちら >> 「ネット世間」。そこで流布した風評が発端となって、深刻なイメージダウンへと発展していく例が後を経たない。 典型例が社長ブログでの失言。ブログとは「Weblog」の略。インターネット上で、日々の印象に残った筆者のコメントを記録(Log)していくインターネット上の日記だ。ホームページとの違いは、サイトの構築や更新が容易なこと。個人でも手軽に情報発信ができる。 企業のイメージアップにつなげようと、ブログを始める社長が増えてきた。だが、そこに記載した内容がネット上で物議をかもし、ブログ上のコメント欄や、ブログ間のリンク機能「トラックバック」で批判が集中する、通称
2009年1月10日(土)〜2009年2月1日(日)に世田谷区三軒茶屋の生活工房にて「世田谷でみかけた書体」展を行うことになりました。 それに先駆けて、プレブログを2008年12月の一ヶ月間のみ、平日に更新していきます。 詳しくはこちらをご覧ください。 ・生活工房 「世田谷でみかけた書体」展 ・プレブログ 世田谷でみかけた書体 由来は定かでありませんが、ぼってりした感じのかな書体です。 「フキダシック(リョービコミック用フォント)」と同系統のようです。 これは、雑居ビルの出口付近。 再開発で新しいビルが建ち並ぶ陰には、昭和の色をまとった書体もまだ遺っています。 * さて、突然ではありますが、ブログの更新は本日をもって休止します。 ちょうど約一年と区切りがよいのと、街でみかける主だった書体はほぼ紹介し尽くした感があるからです。 なかには書体名が分からなくて掲載できなかったものもあったりす
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本代表のワールドカップ初戦は残念ながらオーストラリアに逆転を喫し、黒星スタートとなった。後がないクロアチア戦では捲土重来を期待したい。 スポーツの原点が古代の戦争にあることは改めて指摘するまでもないだろう。ルールの制約の中で、見る人の印象や裁定を抜きに、単純な点数の結果だけを競い合う。「市場原理」などと難しい定義を持ち出さなくても、強いものが勝つのだし、言い換えれば勝ったものが強い。その魅力が国境を越えて世界中のファンを惹きつける。 だとしたら人はなぜこれだけサッカーに熱中し、同じ「ルールの中で結果を競っていた」はずの村上ファンドを嫌うのか。インサイダー取引というルール違反の疑惑が明らかになる以前から、村上ファンドに対する嫌悪感は強まってい
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