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1960年(昭和35年)。 民俗学者・宮本常一の代表作。柳田国男が言及を避けてきた性風俗や被差別民について積極的な研究を行ったことで知られる。フィールドワークに裏打ちされたエピソードはとても興味深い。 特に印象に残ったのは「女の世間」と「土佐源氏」だ。「女の世間」は農村の女の話を採録したもの。いわゆる「エロ話」なのだが、実に開放的な話が多い。例えば、夜這いは日常的な習慣で、結婚前に処女喪失するのは珍しくもなかったという。また、自分の村しか知らない娘は「世間知らず」とバカにされて嫁の貰い手がない(!)から、若い娘達だけで見聞旅行に行く習慣があり、旅先で出会った男と夫婦になって戻ってくることもあったという。現代人も顔負けの奔放さだ。 「土佐源氏」は、乞食として最底辺の生活をおくる老人の生涯を綴ったもので、小説として成立しうるほど文学的完成度が高い。この翁は親に望まれぬ子として生まれ、ヤクザ稼業
ドラッカーって凄い! と素直に思いました。 たとえば水産の養殖について、 水産の養殖が現われた。一万年前に陸上で起こったように、海洋においても、採集と狩猟から農耕と牧畜の時代に入る。 って書いてあって、言われてみればその通りなのですが、自分は鮪の養殖のニュースを見ても「これで、トロが安くなるかな」程度の見方しかできていませんでした。……つまり同じものを観ても局面の捕らえ方が広いんですね。 それから、この本の中心テーマである「ネクスト・ソサエティ」についてですが、こんなことを語っていました。 IT革命とは、実際には知識革命である。諸々のプロセスのルーティン化を可能にしたものも機械ではなかった。コンピュータは道具であり、口火であるにすぎなかった。ソフトとは仕事の再編である。知識の適用、特に体系的分析による仕事の再編である。鍵はエレクトロニクスではない。認識科学である。 いや。まさに、その通り。
今日、上の子が学校から「進路希望調査」なんて書いたプリントを持って返ってきた。たしかに中学3年生だから、進学なのか就職なのか、記入するように書かれてる。 考えてみれば、たしかに中学3年生なわけだ。卒業後の進路をどうするのかは、考える時期ではある。 そしてそのプリントには、来週の教育相談についても書かれてたりしてるわけで、ということは、また学校に行って三者面談みたいな感じで話をしなきゃいけないらしい。 まあ、普通に進学するんだろうから、成績相応の高校に進学すればいいんじゃないかねと思う。 昔だったら、できるだけ成績がいい高校か国立大学か有名市立大学に行って優良企業に就職って感じのキャリアが有力だったかもしれないけど、今後は優良企業でも長く続く保証がないからねぇ。 だからといって、企業に就職しないのなら公務員なのかっていうと、たぶん公務員みたいな仕事は好きじゃなさそうだし。 その辺の話は子ども
イスラム国に日本人が捕まった事件についていくつかのメディアからコメントを求められた。私が答えた事は山ほどあるがここでは言えない。一言で言えば11年前に米国のイラク攻撃がもたらした中東全体の大混乱の中で起きた不幸な出来事だということだ。 メディアから聞かれた問の中で、私が答えられなかった事が一つだけある。それは、2004年に日本の若者三名がイラク抵抗組織に捕まった時、一斉に自己責任論が政府やメディアから沸き起こったのに、なぜ今回はそれがまったく出てこないのか、という問だ。 なるほど、そう言われてみればその通りだ。報じられるところによれば、今度捕まった日本人は民間戦争請負人ということで、これまでにもつかまったりしているという。戦地は金儲けになるといって納得ずくで行っているという。自己責任論を言うならこういう時だろう。しかし見事に自己責任論は封殺されている。 ついでに言えば日本人の生死が関わって
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