かつては平均寿命全国1位の“長寿県”だった沖縄 長寿地域の崩壊のひとつとして、残念ながら日本の沖縄県があります。かつて「沖縄」といえば長寿県として知られました。 1975年の統計以来、沖縄の平均寿命は女性が全国第1位とトップを維持し、男性も80、85年には1位と、一貫して上位を守り続けてきました。1995年には大田昌秀知事(当時)が「世界長寿地域宣言」を出すに至っています。 メディアはこぞって伝統的な食事、温暖な気候、おおらかな県民性など、「沖縄の長寿の秘訣」を探ったものです。まず沖縄では豚肉がよく食べられていることが知られます。肉だけでなく、内臓や頭部分(皮)、耳、豚足など、1頭を丸ごと食べつくします。 内臓は鉄分やミネラルが豊富ですし、皮にはコラーゲンがたっぷり含まれています。しかもどの料理もいったんゆでてから使うため、余分な脂肪分は取り除かれ、上質なたんぱく質を摂取することができます
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