1月27 田沼意次の家紋について。 カテゴリ:家紋歴史 昨日も記事に書かせていただいた、田沼意次の家紋についてを書きたいと思います。 相良藩(さがら)という藩の大名でもあった意次は、失脚後に減俸などはあっても家は存続し、子孫も大名でありつづけた。大名は武鑑などの目録で家紋が記されている。 なので、田沼家の家紋を知るのは簡単だった。 七曜という、星紋である。 亀甲型にも見える。中心に星を据え、周りに六つの星を六角形状に置いている。 実は、田沼の家紋にはこんな逸話がある。 それは意次が生まれる前、父意行(おきゆき)のときの話である。 吉宗に従事して藩士から幕臣となった意行だが、実はある悩みがあった。 それは子供だった。なにせ『御家が大事』という世である。跡継ぎがいなければ、家名は絶え禄は没収。せっかく直参となったのに、それではあまりにも勿体ない。 だが、悩みは中々解決しない。というのは、意行自