人気お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんの出身地として認知度が広まりつつある瀬戸内海の北木島(きたぎしま)=岡山県笠岡市=は、実は石の一大産地だ。島で産出した石は大阪城の石垣、靖国神社の大鳥居などにも使われた。だが、往年は島民の数は6千人を数えたものの、中国産の安価な輸入石材の台頭で千人を切り、業者は激減した。そんな中、3年前に石材業者が採石場を一望できる展望台を設置。日本の建築を支えてきた歴史のうかがえる絶壁は島を訪れる観光の目玉となり、訪問客を増やしている。 (織田淳嗣) 海面より深い展望台 「高所恐怖症の人は気を付けてくださいね。ちょっと揺れますから」 「石切りの渓谷展望台」は周囲を絶壁に囲まれていた。崖には細いはしごがいくつか立てかけられ、60メートル下には現在も石を掘り進める現場が見える。瀬戸内海が崖の向こう側に見えるが、現場は海面よりはるか下。足がすくむような景観は圧巻だ。 この場所
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