刊行された新美南吉絵本大賞の「二ひきのかえる」 【森山敏男】安城市中央図書館は、市制60周年と新美南吉生誕100年記念で公募した「新美南吉絵本大賞」の大賞作品「二ひきのかえる」を刊行した。ぬくもりを感じる27ページの絵本で、絵本を介してふれあう安城版「ブックスタート」として4カ月児健診終了後の赤ちゃんにプレゼントも始めた。 新美南吉絵本大賞には1412点の応募があり、大賞は川崎市のイラストレーター渡辺美智雄さん(52)に決まった。 作品は黄と緑のカエルが、顔を合わせると相手の色をけなしてけんかしていたのが、冬眠を経て再会すると、互いの色をほめ合って丸く収まるお話。絵本は土の汚れを落とすため、池に飛び込む2匹のカエルや、仲直りする場面などが上品なユーモアで可愛く描かれている。 4月1日以降に生まれた赤ちゃんの最初の同健診は7日、市保健センターであり、29人が受けた。 この日は12人