米ニューヨーク・ロウアーマンハッタンの街並み(2023年2月6日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP 【6月1日 AFP】米ニューヨーク市の一部が、超高層ビルの重さのせいで徐々に地盤沈下しているとする研究結果がこのほど、学術誌「アースフューチャー(Earth's Future)」に発表された。気候変動による海面上昇や洪水への脆弱(ぜいじゃく)性がさらに高まると指摘された。 「コンクリートジャングル」と呼ばれるニューヨーク市のインフラが地盤に与える影響を研究している地質学者らは、同市の100万棟を超える建物の総重量が約7億6200万トンの下方圧力になると推計した。 CNNによれば、これは燃料を満載したボーイング(Boeing)747-400型機、約190万機分の重量に相当する。 ニューヨークは年平均1~2ミリ沈下していると、論文は結論付けている。ただし地盤が柔らかい場所や埋め立