ブックマーク / blog.tinect.jp (148)

  • ロールモデル不在のなかで、私たちはどう年を取っていくべきか

    最近、ある人と「中年危機」の話をする機会があった。 「最近、中年危機の話をよく見かけますね」 「phaさんの『パーティーが終わって、中年が始まる』がヒットした影響じゃないですか」 「まあでも、年の取り方については割り切ったつもりでも、なかなか割り切れないですね」 個人のレベルでは、年の取り方をスムーズにし、中年危機を回避する方法は色々と思いつく。 けれども社会全体の話として考える場合、私たちの世代には私たちの世代ならではの年の取り方の難しいポイントもある。そうしたことについて、この文章では指摘してみたい。 ロールモデル不在のなかでどうエイジングしていくか 現代日の・私たちの世代ならではのエイジングの問題点、ひいては中年危機への対策の話として意外に馬鹿にならない盲点は、 《ロールモデルの不在》 だと私は考えている。 中年危機という言葉が生み出されたのは日ではなく、アメリカだ。まず、そのア

    ロールモデル不在のなかで、私たちはどう年を取っていくべきか
    anmin7
    anmin7 2024/09/24
    氷河期世代、これまでの人生もロールモデルなんかなくって、あちこちぶつかりながら生きてきたのでこれからもそれしか無いのでは。瞬瞬必生。
  • 20万円でも人は死ぬ

    ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。 ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 「伝道の書‬ 4‬:8‬-10‬」 親会社から見放されたその後 おれの勤める零細企業は、親会社から見放された。そのことは前に書いた。 「手取り19万円の栄光の終わりに」 その後、どうなったのか。親会社は我が社に対する2,000万円くらいの負債をチャラにしてくれた。チャラにしてくれた分、それに消費税がかかり、意外なところから困ることに

    20万円でも人は死ぬ
    anmin7
    anmin7 2024/09/19
  • 「オタク」大衆化の歴史と、その条件について調べてみた。

    30年ほど前、オタクは、「キモくて不気味でコミュニケーションできない人々」とみなされていた。 しかし今日ではそうではない。オタクという言葉は“推し”という言葉と同じぐらいカジュアル化し、要するに、誰でもオタクと名乗れるようになった。 それで救われた人もいるし、かえって救われなかった人、誰でも名乗れるようになったオタクを名乗りづらくなった人もいるように思う。今日は、そんなオタクという言葉の過去と現在について振り返ってみたい。 はじめに「オタクは異端である」という宣告があった オタクの過去を振り返る際のスタート地点をどこに置くのかは、論評の性質によって早くなることも遅くなることもある。 論では、さしあたり1983年から話を始めたい。1980年代の段階でオタクはすでに存在していて、当時は「おたく」と平仮名で書くのが一般的だった。 では、その1983年に何が起こったか。オタクに宣告が下されたので

    「オタク」大衆化の歴史と、その条件について調べてみた。
    anmin7
    anmin7 2024/08/23
    中学生ん時は結婚もできないし子も持てないって諦めてたな。
  • ほとんどの人は建設的な議論ができない

    議論とは何か。 日国語大辞典によれば、「互いに、自己の意見を述べ、論じ合うこと。意見を戦わせること。」 と定義されている。 ビジネスにおいては、もう少し拡張してもいいかもしれない。 意見を戦わせる目的は2つある。 一つは 「意見を戦わせることで、どの意見が優れているか(正しいか)、判定すること」 そしてもう一つは 「意見を戦わせることで、よりよい意見を生み出すこと」 この2つを目的とした議論を、「建設的な議論」と呼ぶことにする。 ほとんどの人は建設的な議論ができない しかし。 私は様々な会社で議論を見聞きしてきたが、「建設的な議論」ができる人はそれほど多くない。 組織内における議論のほとんどは、「自分の地位を上げること」と、「相手を貶めること」に使われてしまうからだ。 議論の目的が「意見」を出したり、質を高めることではなく、人の評判を操作するだけに使われる状況。 これが「不毛な議論」だ。

    ほとんどの人は建設的な議論ができない
    anmin7
    anmin7 2024/08/08
    破壊的な議論をしましょう。
  • 生涯で一番重要なアニメをひとつ挙げろ、と言われたら『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げるしかない。

    生涯で一番重要なアニメをひとつ挙げろ、と言われたら『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げるしかない。 私が精神科医になった動機の約20%は、この作品に感化されたせいだ。感化され過ぎたせいで、「『新世紀エヴァンゲリオン』についてレビューをまとめなさい」と言われたら今でもまとめる自信がない。 しかし、『新世紀エヴァンゲリオン』に含まれていた心理学っぽさや精神分析っぽさを振り返ることはできる。 同作品は90年代の心理学ブームやメンタルクリニックブームを踏まえていて、同時代性が強い。だから『新世紀エヴァンゲリオン』を振り返ると、当時のそうした目線を思い出すことにもなる。 90年代は「モノより心」の時代 はじめに、90年代のメンタルヘルスを巡る雰囲気について思い出してみよう。 80年代から引き続いて、90年代は精神医療語り・心理学語りがとても流行っていた。「日人は物質的には豊かになったが、心はまだまだ貧

    生涯で一番重要なアニメをひとつ挙げろ、と言われたら『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げるしかない。
    anmin7
    anmin7 2024/07/18
    ワイ地方民リアタイですらない。エース連載開始時に「こいつァやべーモンが始まっちまったぜ!」とは思ったがアニメが来なくてな……
  • 「失敗するかもしれないから、やらない」という発想自体が、すでに失敗。

    最近、SNSで「生存者バイアス」という言葉をやたらと見かけます。 生存者バイアスだろ https://t.co/PYLeKHa8Nj — 宇宙医ヌ (@QBotud) May 31, 2024 生存者バイアスとは「うまくいった例だけに着目して、失敗に注意を払わないこと」に対して使われる言葉です。 「厳しい環境においたら成長できる」←無数の死体(精神疾患になった人)を無視してるだけの生存バイアスなのだ。 生き残れる人は元々メンタルが強いってだけのオチなのだ。 — 沼ずんだもん (@nuoo15gjwdg) May 17, 2024 確かに、彼らの言う通りです。 ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、成功例しか見ずに一般論を語る人間の傾向を、「自分の見たものがすべて」(WYSIATI)と紹介しています。 限られた手元情報に基づいて結論に飛びつく傾向は、直感思考を理解するうえで非常に

    「失敗するかもしれないから、やらない」という発想自体が、すでに失敗。
    anmin7
    anmin7 2024/06/06
    確かに正しい。がなあパラシュート付きのやつもいるし、安全確実なルート準備されてるやつとそうでないやつといるしなあ
  • 手取り19万円の栄光の終わりに

    舵のない舟 かくて早くも彼の心は、洗練された隠遁の地、心地よき無人の境、人間的愚かさの絶えざる氾濫を遠く逃れた、びくとも動かぬ、なまぬるい方舟を夢みつつあった。 ユイスマンス『さかしま』 思えばおれの人生というのは舵のない舟に乗って川を流れてきただけだ。みすぼらしい帆や、壊れかけのエンジンはついていたかもしれない。ただ、流れてくるように、流れてきた。 おれは人生に興味がなかった。正確にいえばおれはおれの人生に興味がなかった。明日、どうしよう。五年後、どうしよう。大人になったら、どうしよう。なに一つ向き合ってこなかった。 親だとか誰かだとかにいわれるがままに、適当に流れてきた。意思というものがなかった。 べつに親だとか誰かだとかを信じていていたとか、そんな話もない。自分は確固たる意思をもって、意思を持たずに生きてきた。 人生の岐路に立って自分で道を選んだという覚えもなければ、なにごとかに目覚

    手取り19万円の栄光の終わりに
    anmin7
    anmin7 2024/05/30
    安達さんのえらいところはこういう文章でも載っけちゃうところよね。
  • 令和の日本社会に嗅覚はそこまで必要ない

    現代社会に必要な素養や能力といって何が思いつくだろうか? 多くの人は、いわゆるコミュニケーション能力や読み書きができる能力、規則正しく出社しコンスタントに労働・学習できる行動プロトコルなどを連想するだろうし、実際、それらは必要である。 では逆に、もともと人間に備わっているけれども現代社会ではあまり必要ない素養や能力にはどんなものがあるだろうか? 突然、においのない世界がやってきた! そういうことをしみじみと考えさせられたのは、コロナ禍に直面した頃のことだ。新型コロナウイルスは、風邪症状や発熱だけでなく、さまざまな随伴症状や後遺症を伴うといわれている。 私の場合、嗅覚をコロナウイルスに持っていかれた。 発熱して間もなく、まったくにおいがわからなくなった。自分の排泄物のにおいもわからないほど嗅覚がだめになったと言えば、想像がつくだろうか。 一般に、嗅覚は味覚と深い関係を持つとされ、少なからぬコ

    令和の日本社会に嗅覚はそこまで必要ない
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    anmin7 2024/05/14
  • 「タスクを切る能力」の本質について。

    もうかなり前の話だ。 ある会社で、「会社案内・パンフレットのリニューアルをする」と言うプロジェクトが持ち上がった。 社長は一人の人物をプロジェクトマネジャーとして任命し、予算を付け、 「後はよろしく」 と、仕事をまかせた。 ところが半年後、ようやく社長は気づいた。 全くプロジェクトが進んでいないことに。 「どうなっているのか」とプロジェクトマネジャーを問い詰めたところ、彼は外注に丸投げしたまま、何もしていなかった。 外注側も、仕様が固まらず、プロジェクトは完全にスタックしていた。 社長は彼に話を聞いたが、彼は「外注から返事が無くて」の一点張り。そこで、社長は彼に要求した。「資料を出せ」と。 ところが彼は「出せない」という。 何か隠しているのではないか、おかしいのでは、ということで、皆でメールのやり取りや資料などを調べると、実質、彼が事実上、「外注に依頼をし、あとは当に何もしていない」こと

    「タスクを切る能力」の本質について。
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    anmin7 2024/05/01
    この人の話は曖昧にしてる部分があって、舳先をどちらに向けるか、どの大陸に行きたいのか示すことと、そこに行くにはどういう手段が必要でそのために投入すべき資源は幾許かの算段が出来るかはまた別。
  • 自分キラキラに疲れた社会に「推し」ブームが来た

    ここ数か月、色々な人と「推し」について意見交換する機会があり、そうしたなかで「そういえば、承認欲求の時代の限界や最果てとして『推し』ブームを捉えることもできるよね」みたいな考えが温まってきたので、今日はそれをまとめてみる。 前置き:実際は、「推し」ブームの背景はたくさんある どうして「推し」がブームが起こったかを考えると、ブームが到来した原因や要因はあれこれ思い浮かぶ。だから、これから述べる「承認欲求の時代の限界」だけが原因とは言えない。 たとえば「推し」という言葉の使い勝手の良さや、SNSをとおして「推し活」をリアルタイムにシェアできるようになったことや、20世紀末~00年代にかけてオタク界隈のコンテンツとみなされていたものが市民権を獲得してきたことetc……も、「推し」をブームたらしめた要因として挙げやすい。ほかにも色々あって、たとえばコロナ禍が流行してコンテンツやエンタメの需給関係が

    自分キラキラに疲れた社会に「推し」ブームが来た
    anmin7
    anmin7 2024/04/09
    この移行って先生が以前の御本で書かれていた、承認欲求からそのいくばくかを所属欲求に入れ替えていく、って方向に適応したって事なんでしょう。
  • あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps

    おれの生活 おれは毎晩の事をXにポストするタイプの人間である。Twitterにツイートしてきた人間だといってもいい。 おれには3,600人ほどフォロワーがいるが、毎日おれを観察している人間がいるだろうか?たぶん10人くらいいると思う。その10人は気づいていることと思うが、おれは毎晩ほとんど同じものをべつづける。 貧乏だから野菜がえないとかいうのは毎晩お好み焼きべないやつの戯言にすぎない/関内関外日記 古くは、お好み焼きだった。一家離散して一人暮らしをはじめた。 金がないので自炊する。はじめての自炊生活。なにをべよう。おれはお好み焼きが好きだった。お好み焼きはどうだろう? お好み焼きなら小麦も卵もキャベツも肉もとれるし、栄養的にも悪くないんじゃないのか。なにより、おれはお好み焼きが好きだ。 でも、毎日べると飽きるんじゃないのか? これが、飽きなかった。おれは来る日も来る日もお

    あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps
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    anmin7 2024/02/06
  • かつて「欲望の象徴」だった金儲けは、いつから「社会貢献」に変わったのだろう

    2月1日に、新NISAで話題の投資信託「オルカン」の運用元である、三菱UFJアセットマネジメント社主催で、対談セミナーをやります。(お申し込みはこちら) お相手は元国税調査官の小林義崇さん。 「元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者」というを書かれており、富裕層の実態に非常に詳しいという事で、個人的にも話が聞けることを楽しみにしています。 さて、そんな具合ですから、最近、お金に関して考える時間を改めて取りました。 もちろん、私は会社を2つやっているので、資金繰りや利益のことを考えない日はありません。 社員のためにも、利害関係者たちのためにも、会社がお金儲けをすることは非常に重要だと思っています。 しかし、そうした「企業人として」のお金儲けとは別に、最近よく考えるのが「金儲け」の質です。 子供のころ、親は「お金」についてほとんど教えてくれなかった 父は私が子供のころ、会社をや

    かつて「欲望の象徴」だった金儲けは、いつから「社会貢献」に変わったのだろう
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    anmin7 2024/01/24
    違うよね、2000年代あたりから拝金主義がキツくなってきて金欲しさに肩書き与えたり金持ってる側がなんか隠れ蓑に貢献したフリをしていった先がコレよ。
  • 性格の悪い婆さんは精神科で治療して構わないか

    どこから精神疾患で、どこまでそうでないのかを判断するのは、とても難しい。 たとえば発達障害などもそうで、典型的かつ重度の患者さん、比較的軽度の患者さん、精神科医の何割かが発達障害と診断するかもしれない一群、までのグラデーションがある。 そして実社会では、生物学的にはASDADHDに当てはまりそうなのに医療機関にかからないまま活躍している人も少なくないのである。 みようによっては発達障害・みようによっては定型発達、という人を外来で診る時、片っ端から発達障害と診断するのがベストだろうか? ──これに対する返答は、ドクターによって微妙に違っているように思う。どちらにせよ、障害と診断すべきか迷うような人々が精神医療の内外に存在しているのは確かである。 口の悪い、いじわるな婆さんが精神科にやって来た! さて、発達障害などとは違うかたちで、「これを“病気”とみなして“治療”して構わないのか?」と悩む

    性格の悪い婆さんは精神科で治療して構わないか
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    anmin7 2024/01/23
    手ェ出とるんはアカンやろ
  • 「男なら しねい」は本当にナンセンスになったのか?

    ここ数年ぐらいだろうか、以下のようなカットと台詞の抜粋をSNSでしばしば見かけるようになった。 団塊ジュニア世代~就職氷河期世代の男性なら目に留まりやすいカットだと思う。週刊少年ジャンプの人気漫画『魅!男塾』の続編のなかで男塾塾長・江田島平八が贈った言葉が、「男なら しねい」だった。 この『魅!男塾』がジャンプで連載されていたのは昭和60年から平成3年だったが、当時すでに、こうした“男塾的な男らしさ”は真面目に取り合うものではなく、滑稽な時代錯誤とみられていた。 男塾の塾生たちは、どんなことにも命を懸け、ナンセンスなことにまで根性をみせる。 そのさまを、小学生である私たちはギャグマンガのようにも、ジャンプお得意のバトル漫画のようにも受け取っていたと記憶している。 それから32年の歳月が流れた。 この間、社会は男女の機会均等を推進し、少なくともある程度までは女性の社会進出が実現した。 男性ら

    「男なら しねい」は本当にナンセンスになったのか?
    anmin7
    anmin7 2023/11/21
    フェミニズムを背景に強者男性が弱者男性を使い潰す大義名分になりましたな。素晴らしい、家父長制2.0だ。
  • 他人に興味がない人は、仕事できないよ、という話を聞かされたことがある。

    昔、「仕事の心得」について、ワークショップをしてくれた先輩がいた。 その最初の問いはこうだった。 『仕事とは何か。』 難しい問いだと思ったが、しばらくして、一人の同僚が言った。 『顧客にサービスを提供することです。』 すると先輩は言った。 『それは現代の「商売」の定義かな。石器時代の共同体には顧客もサービスもなかったが、仕事はあった。』 なるほど、と思った。 確かに仕事とはもうすこし範囲の広いものかもしれない。 もう一人の同僚が、それを受けて口を開いた。 『辞書的に言えば、生きるための作業、というイメージでしょうか。』 先輩は言った。 『悪くないけど、抽象的すぎる。その定義だと、事なども含まれてしまうのでは?』 誰も正解にたどり着けず、先輩は口を開いた。 『仕事とは、課題を解決する行為だよ。これはピーター・ドラッカーの定義だ。なお彼は「労働と仕事は根的に違う」と言っている。どういうこと

    他人に興味がない人は、仕事できないよ、という話を聞かされたことがある。
    anmin7
    anmin7 2023/11/14
    俺がそうだもん。くらえn=1だ!
  • 他人に、「なにものか」になるのでは? と思わせてきた人間の独白

    過去に生きる情けない人間の話です 昔話を書く。よかったころの話だ。「よかったことが少しでもあってよかったな」と、自慢のように受け取る人もいるだろう。 結局のところ単なる自虐か、という人もいるだろう。でも、一番多いのは「中年になっても子供時代の話しかできない、情けない人間だ」というものだろう。 おれだって、こんなことはだれかに聞かせたい話じゃない。結局、空虚に人生を終えるであろうつまらない人間のひとりごとだ。 さて、それはなにか。それは「おれは他人に『なにものかになれるのでは?』と思わせてきた人生だったな」ということだ。 なにも、大きなエピソードはない。自分の頭の中から消えない小さな記憶の粒を取り出して並べてみるだけだ。 なぜかプロになれそうにみえる子供 おれはちょっとなにかすると、「将来プロになれそうだな」と言われることが多かった。みんな言われているかもしれないが、みんながどうかしらない。

    他人に、「なにものか」になるのでは? と思わせてきた人間の独白
    anmin7
    anmin7 2023/10/12
    定規がないから評価されない(多分文章のうまさの定規では測りきれない。曲がりくねった線を直尺で測れないように)んだけど人類がその定規を手にする日が来るかどうか。しかしながら死後評価されるってのも虚しいね。
  • マネジャーの真価は「ピーキーで使いこなしが難しい人」の活用で問われる。

    コンサルティング会社では「マネジャー昇進」がとても大きな節目になります。 実際、「元コンサルタント」は世の中に大勢いますが、「マネジャー以上」と「マネジャー未満」では、経験の種類や能力に大きな差があります。 マネジャー未満は「見習い」であり、マネジャーからが真の意味で「コンサルタント」です。 (ですから、コンサルタントの経験を重視して雇うなら「マネジャー以上」に限定したほうが良いでしょう。) で、話をもとに戻しますが、それであるがゆえに「マネジャーに昇進させるかどうか」は、かなり重要な意思決定でした。 マネジャーになれば、プロジェクトの遂行能力はもちろんのこと、それまであまり問われなかった営業の能力や、マネジメントの能力も問われるようになるのです。 ですから、毎年の「マネジャーに昇進させるかどうか」をディスカッションする場では、様々な視点から、「彼はマネジャーとして活躍できるか?」が吟味さ

    マネジャーの真価は「ピーキーで使いこなしが難しい人」の活用で問われる。
    anmin7
    anmin7 2023/09/28
    ピーキーですらなくて満遍なく能力の低い人を活用できる、がマネジャーの真価なんですよ。底辺工場で働いてるとよく分かる。やっぱ名伯楽ってのは稀なんだな。
  • 持つべきは「この主語、大きすぎんじゃね?」という自戒の心

    ライター仕事をしていると、やたらと主語の大きな話を書かざるをえないことがある。 クライアントの性質にもよるが、往々にして求められるのは大きな主語について、可能な限り簡潔に、できれば断定調でまとめること。 しかも、中には結論ありきで書いてくれと頼まれたり、穏やかにまとめた内容を過激に書き換えられたりすることもあるからややこしい。 例えば、「中国人はなぜ金への執着心が強いのか」というテーマで文章をオーダーされたとする。 この場合、主語は人口にして14億人を超える「中国人」。 大きいどころの話ではないが、それをひとくくりにして何かを語れと言ってきているわけだ。 当たり前だが、自分は14億人の中国人全てを知っているわけではなく、彼らの金への執着心が強いかどうか、究極的には確たることは言えない(まあ強いと思うが)。 むろん、仕事だからやりはするが、自分の場合、書き進めながらも絶対に忘れないようにして

    持つべきは「この主語、大きすぎんじゃね?」という自戒の心
    anmin7
    anmin7 2023/09/14
    「人生崩壊」とか言ってる人のこと?
  • 精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。

    「パパゲーノ」という言葉をご存じだろうか。 ひとつの人生観を表す言葉である。 人間、いつどこで不幸の渦に巻き込まれるかなんてわかったもんじゃないし、人生の「前提」なんて、あっという間に壊れた。 エリートだった。しかしある時崖から落ちるように崩れた。一度は持ち直したのに、再び不幸のどん底に叩き込まれた。 正直、生きていることに未練はない。それでもわたしは、日々息をしている。 限りなく普通っぽいわたし 「清水さんって、全く『そういうふう』には見えないですよね」。 よく、そう言われる。 「そういうふう」=「精神障害者」のことである。 まあ、障害と20年も付き合っているうちにこなれてきたというのもあるだろう。完治の見込みはない。「寛解」という落ち着いた状態のなかにいるだけのことだ。 「障害があっても希望を持って生きている人がいる」的な話をマスコミなんかで目にする。 そういう意味では、音楽という趣味

    精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。
    anmin7
    anmin7 2023/09/12
    ここで文章書けてるだけで相当な上澄みだということを忘れて傲慢ですこと。
  • 働かなくてよい世の中は来ない。だって皆さん、フリーライダー、お嫌いでしょう?

    テクノロジーが進歩し、人間の適職がもっと少なくなった時、私たちにとって「仕事」はどうなるんだろう?」 私は未来の仕事について考えるのが好きで、2019年にも、ベーシックインカムが普及した未来世界に思いを巡らせたことがあった。 ベーシックインカムはきっと面白い人の味方 -シロクマの屑籠 思うに、機械やAIが狭義の仕事を人間からとりあげて、高水準のベーシックインカムが実現した時、それが福音になる人間と疎外になってしまう人間がいるのではないだろうか 大半の人が仕事を奪われても、仕事をとおして社会的欲求 (承認欲求や所属欲求など) を充たすニーズはなくならない。だからベーシックインカムを受け取るだけの人が大半を占める社会でも、人々は活動をとおして社会的欲求や社会関係を求めようとするし、そのとき最も辛い思いをするのは仕事をとおしてしか社会的欲求を充たせない、かつ面白みのない人々ではないか……と想像

    働かなくてよい世の中は来ない。だって皆さん、フリーライダー、お嫌いでしょう?
    anmin7
    anmin7 2023/08/22
    まずフリーライドさせてみてくださいよ。そういうのお試しがあるとだいぶ変わりますよ