「頭痛がしたらこめかみに“焼きごて”を押し当てて解決」「大量に出血した患者にはブランデーを生で注射」「ヤギの睾丸を身体に移植してアンチエイジング」かつて実際に行なわれていた仰天エピソードがツイッターで話題になった『世にも危険な医療の世界史』を、大阪大学医学部教授で病理学の専門家、仲野徹氏が紹介! ◆◆◆ あぁ、いまの世に生きていてよかった。この本を読んだ誰もがそう思うはずだ。かつておこなわれたことのある医療のオンパレード。いや、はたして医療といっていいのだろうか。そのほとんどは強烈な痛みや苦痛をもたらすものばかり。いやはや、恐ろしい時代があったものだ。